
花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
今日はかわいそうな名前が付いた植物4選をご紹介したいと思います。
ひとつめは・・・「ヘクソカズラ」です。
ヤイトバナ、サオトメバナともよばれることもありますが、ヘクソカズラが一番良く使われます。
花が終わって実が付いて、その実の色や潰したときの様子や匂いが大変なことから「ヘクソカズラ」という名前がついたんだとか。
大田市場周辺にもたくさん生えているので、リスナーのみなさんのご自宅周辺にもヘクゾカズラがある可能性は十分にあります。
2つめのかわいそうな名前は・・・「豚の饅頭」。
きっとリスナーのみなさんもご存知のお花なのですが・・・実はシクラメンのことなんです。
シクラメンの和名で、明治時代に日本に紹介されたときに、シクラメンの根っこの部分が饅頭をつぶしたような形をしていることから、この名がつけられました。
根と言ってもシクラメンは、球根というか塊茎という、ジャガイモような根が大きくなった部分があって、それが本当にお饅頭みたいなんです。
この塊茎を本当に豚が食べてしまうようで、英語ではシクラメンのことを豚のパンと呼んでいたので、
これを日本語に訳すときにこの名前になったようです。
3つ目は・・・「ディアボロ」という植物です。
ディアボロはイタリア語で「悪魔」という意味。
アメリカテマリシモツケという枝物の商品名に付けられています。
黒い葉がカッコいいと実は市場では人気の枝物。
ディアボロ1箱とか注文あるのですが、つまり「悪魔1箱ください」みたいな感じなんです。
最後におまけで、市場流通はしていないけど、かわいそうな名前をご紹介します。
「地獄の窯の蓋」という植物です。
春咲きに、空き地とか畔に生えているお花です。
薬草として知られていて、空海がその植物が薬になることを広めたそうなのですが、
よく効果があるとかで、地域によってはイシャコロシとも呼ばれているそうです。
もしかしたら皆さんの身近な場所にも、かわいそうな名前がついた花があるかも...!?
ということで今回は「かわいそうな名前が付いた花4選」をご紹介しました!
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