
花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
新年1回目のハナラボは2024年の干支、辰年に因んで、
辰=龍に関係のある花や植物をご紹介します!
まずひとつめは「キンギョソウ」です。
和名こそキンギョソウですが、英名は「スナップドラゴン」といいます。
ちなみに、フランス語では「オオカミの顔」に見立てて名前を付けています。
ちょうど今が旬ですし、華やかで日持ちもするので、辰年のお正月におすすめの花です。
次にご紹介するのは、「ウンリュウヤナギ」です。
漢字で「雲竜柳」と書きます。
これも人気で、1年中流通のある枝物です。
特におめでたい時期は、金塗や銀塗など、真っ金々(or銀)に染められて出荷されるものもあるので、
松などと合わせるのもいいですし、もちろんキンギョソウとも合います。
キクや千両と合わせてもお正月感が出ますし、お仏壇のお花にも使ったりします。
また、季節は異なりますが、夏から秋の青い花「リンドウ」も、龍に関係があるんです。
リンドウは漢字で「竜の胆(胆汁の胆)」と書くんです。
リンドウの根っこは昔から漢方に使われていて、味は苦すぎて「まるで竜の胆のように苦い」と表現されたため、「竜胆」と書かれるようになったようです。
最後に、龍に関係する鉢物を3つご紹介いたします。
一つはそのまま、「ドラゴンフルーツ」!
ドラゴンフルーツはサボテン科の植物で、大きい実をつけるにはそれなりに栽培しないといけないのですが、
小さいものであれば、おうちでも楽しめますし、小さな実をつけることもあります。
ドラゴンフルーツを食べて、そのタネを撒いても芽が出てきます!
それから、ガーデンアイテムでは「リュウのヒゲ」というものがあります。
グランドカバーといって、地面をカバーする役割をするものです。
こちらも、冬でも枯れないし人気です。
では3つ目、最後にご紹介するのは、「リュウゼツラン」(竜舌蘭)です。
学名をアガベと言います。温かくて乾いた地域が原産なので、ヨーロッパの南の地域に行くと、どこでも巨大なリュウゼツランが生えていて、すごい景色になっています。
これはテキーラの原料にもなる植物です。
ちなみに、よく経済界では干支の●年には、株価が上がるなど、年頭予測で言いますよね。
申年は株価が激しく変動するとか、辰年や巳年では株価が天井を突く傾向があるとか・・・
植物に当てはめると、辰年はよく育ち、形が整う状態なんです。
今年も良い年でありますように...!
ということで、今回は「辰年に因んだお花」をご紹介しました!
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次回のハナラボもおたのしみに♪