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NITTEN ハナラボ 第157回「花や植物の名前が付いている日」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

今日1月21日は「スイートピーの日」なのですが、
1年間にこのような花の名前が付いた日が、ざっと25日ほどあるんです!
そこで今回は、花に関係する日についてご紹介したいと思います。



<花の日 一覧>


1月21日が「スイートピーの日」なのはなぜかというと、これはスイートピーの花の構造に由来しています。
スイートピーの花の構造はとても特殊で、背中に大きな花弁が一枚、その手前に左右に広がる花弁が2枚、
その下に袋状になった舟形の花弁が1枚(植物学上は2枚ですが、繋がっているので1枚のようにみえる)となっています。
そこから、1-2-1=1月21日となったわけです。
12月1日ではなく1月21日なのは、スイートピーの旬を考えると1月の方がいいですし、
松田聖子さんが歌った「赤いスイートピー」のリリースの日でもあったため、
ちょうどいいかも!ということで1月21日になりました。

5月1日「スズランの日」は、元々はフランス発祥です。
春の到来(つまり幸福の再来)を祝い、スズランを贈る習慣があります。
春の到来を象徴する花の位置付けですから、日本人にとってのサクラに近いでしょうか。
フランスでは、この頃になるとスーパーのレジなどに「ご自由にお持ちください」とスズランの切り花が置いてあったりします。
もともとは、1561年5月1日に、幸福をもたらす花とされるスズランの花束をプレゼントされたシャルル9世がとても喜んで、
それ以来、宮廷のご婦人たちにも幸せを分けてあげようと毎年スズランを贈ることにしたことがきっかけで、フランスの文化として定着したようです。

海外の文化を取り入れて楽しんでしまうの、日本人は上手ですよね。ハロウィンなどもそうですし。。
ミモザの日も、元々はイタリアの文化ですし、花業界でも流通と合ってさえいれば、海外の文化を取り入れて、提案しています。

そして7月14日「ひまわりの日」は、実は花のヒマワリではなくて「気象衛星ひまわり」の日なんです。
1977年7月14日に、日本初の気象衛星ひまわり1号が打ち上げられたことに因んで決められました。
続きがあって、1977年に打ち上げられたのが1号で、今活躍しているのが8号と9号なのだそうですが、
「ひまわり」の名前で打ち上げた気象衛星はすべて成功していて、途中で公募して、
ひまわり以外の名前をつけて打ち上げたことがあったそうなのですが、それは失敗しちゃったんだとか。
なんだか「願いをかなえる花ひまわり」っていう感じで縁起がいいですよね。

花の日は、花業界が決めたことばかりでなく、いろいろな理由から制定されて、
生活者に母の楽しさを提案している日になっているんですね。

ということで今回は、
1月21日スイートピーの日に因んで「花や植物の名前が付いた○○の日」についてご紹介しました。

お花に関する質問や、やってほしいことなど、
どしどしメールお待ちしています!
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次回のハナラボもおたのしみに♪

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