
花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
今日は、リスナーさんから質問が届いていますので、ご紹介したいと思います。
ラジオネーム:ほっぷ・ばくがさんから。
「ドライフラワーについて質問があります。
昨年の9月にもらった特別なお花をドライフラワーにしてみたのですが、
すでに1年経ち、色は褪せていますがまだ飾っています。
ドライフラワーはいつまで飾っていても大丈夫なのでしょうか?
また、お花を長持ちさせるドライフラワーの正しい作り方と、保存方法を教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします!」とのこと!
質問ありがとうございます!
「ドライフラワーはいつまで飾っていていいのか」とのことですが・・・
結論、いつまででもいいんです!
どんどん褪色して、色が完全に抜ける場合もありますが、その花が好きで、そばにあるとなんだ気分が上がるということであれば、いつまでも楽しんでOKです。
そしてもうひとつの質問、「ドライフラワーの上手な作り方のコツ」ですが、
今の時期のような湿度が低いときは、吊るしておくだけでも完成しますが、
シリカゲルなどの乾燥剤を使って作ると、色も形も綺麗な状態でドライフラワーを作ることができます。
シリカゲルはAmazonや楽天などどこでも売っているので、
花を埋めることを考えると、500グラム〜1キロサイズのものを使うのがおすすめです。
ドライフラワー専用の粒子の細かいものもあります。
シリカゲルを使うと、色素が壊れる前に水分を抜くことができるので、
色素を色濃くキープしながらドライにすることができます。
また、吊るして作ると花が下を向いているので閉じるように小さくなる傾向がありますが、
シリカゲルの中に入れると、開いたままの形をキープして、色もそのまま、
比較的フレッシュの時の形を保ちながら、きれいにドライにすることができます。
大体どんなお花でも大丈夫と思いますが、内藤さん曰く、ガーベラは吊るした方がおすすめとのこと。
花弁が外れやすく、シリカゲルから取り出すときに花弁が取れてしまったんだそう。
花が付いているものは蕾の状態では水分が抜けにくく、乾燥に時間がかかるため色が悪くなることがあるので、花は開いたものの方がおすすめです。
ただ、開きすぎると花色がくすむことがあるので、満開度80〜100%くらいのうちに、シリカゲルに埋めて、
花が悪くなるスピードに負けないように短時間で水分を抜くことがポイントです。
シリカゲルは、使用後に電子レンジなどでチンすると繰り返し使えるので、捨てずに梅雨時期の除湿にも使えます!
これからの季節はハロウィンから秋のスワッグ、クリスマスリース、お正月飾り、節分など、
いろいろとドライにすると使い道があるので、みなさんも是非お家で作ってみてはいかがでしょうか!
お子様がいらっしゃる方は、来年夏休みの課題として取り組んでみても面白いかもしれません
ということで今回は「ドライフラワーの作り方・保存方法」にフォーカスしました。
お花に関する質問や、やってほしいことなど、
どしどしメールお待ちしています!
take@fmyokohama.jp までお送りください♪
次回のハナラボもおたのしみに^^