
花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
今回は、ネイティブフラワーのお話です。
ネイティブフラワーとは「南半球の南アフリカやオーストラリアなどの固有種」のこと。
南半球では今ちょうど春を迎えているので、これらの花がたくさん咲いて、輸入されて日本で販売されています。
近年は人気のため、一部では国内の生産も近年盛んになっていますが、やはり気象条件が異なるので、
今この時期に南アフリカなどから入ってくるネイティブフラワーが、品質もよくおすすめです。
今のアフリカと南アメリカ、オーストラリアなどは、約3億年前までは「ゴンドワナ大陸」といって、一つの大きな大陸でした。
そのため、大陸が移動して分かれた後も植生が似ているところがあり、
プロテアやバンクシア、リューカデンドロン、グレビリアなど、アフリカとオーストラリアに自生しています。
武居さんはネイティブフラワー好きとのことですが...特に好きなお花は「プロテア」とのこと!
プロテアは、ラグビーのワールドカップで優勝した、南アフリカ共和国の国の花に指定されていて、
ラガーマンのユニフォームの胸にプリントされていました。
そして内藤さんのおすすめのドライフラワーは、「カンガルーポー」。
質感や色が不思議と日本の秋に合うのでおすすめとのこと!
もう一つのおすすめは「リューカデンドロン」。
名前の由来はギリシャ語で「白い木」という意味なのですが、
流通している品種は特に白いわけではなく、赤茶色やグリーン、
またグリーンから穂先に行くにつれて茶色いグラデーションになっていたりと、いろいろな種類があります。
タテに伸びる茎に細めの葉がついている、シンプルなお花です。
穂先に小さな松ぼっくりのような実がついているものもありますが、基本的には葉を楽しむもの。
長持ちする上に、そのままドライにもなります。
皆さんそれぞれのお好きなネイティブフラワーを探してみるのもおすすめです♪
ということで、今回は私も好きな花「ネイティブフラワー」についてご紹介しました!
お花に関する質問や、やってほしいことなど、
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次回のハナラボもおたのしみに^^