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NITTEN ハナラボ 第144回「植物のリラックス効果について」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

今回は「花や植物は人にとって本当にリラックス効果があるのか」というテーマのお話です。



実は、花があると気持ちが落ち着き、緊張が緩和された状態になり、
生体に良い影響を与えるということが医学的に証明されているんです。

人類が誕生してから700万年と言われますが、現在に至るまで人類は、ほとんどを森林の中で過ごしてきました。
都市で生活するようになったのは、産業革命以降とすれば、ほんのここ200-300年の話。
人類の歴史を1日の24時間に置き換えると、ほとんど23時間以上は森の中で生活し、
23時59分を過ぎてから、ほんの最近にパッと都市に出て生活しているイメージです。

人は、現在も森で生活していたままの遺伝子で都市生活をしているので、凄くストレスがかかります。
その事について研究した日本人の先生がいて、本人が気づいていなくても、
ナチュラルキラー細胞(NK細胞)という人が生まれながらに持っている自然免疫の一つが、
毎日仕事をしていたりすると、自分が気づかないうちにこの自然免疫が弱くなってしまっているといいます。
会社勤めのいわゆるサラリーマンにアンケートして、自分は疲れていない、ストレスを感じていないと答えた人でさえも、
NK細胞の活性値が病気寸前のギリギリのところにある人がいたそうです。
そこで、病気寸前ギリギリと診断された人を集めて、週末森林浴2-3時間、森や木の下を歩くという活動をしたら、自然免疫が正常値まで戻ったんだそう..!
またお仕事したら戻ってしまうので、2-3か月に1回森林浴に連れて行って実験して、定期的に行うといいそう。
現実としては、なかなか2-3か月に1回でも、地方を離れて森まで行くのは難しいですよね。
そのため、樹木の多い公園を歩いたり、お家に花や緑を飾ることでも同様の効果を得られると発表しています。
緊張の強い人は緊張を和らげ、やる気があまり出ない人には元気をアップさせるっていう調整機能もあるとその研究の先生は言っています。
最近疲れてるな...と感じている方は、是非お家に花や緑を飾ってみてはいかがでしょうか♪

ということで今回は「植物のリラックス効果」にフォーカスしました!

お花に関する質問や、やってほしいことなど、
どしどしメールお待ちしています!
take@fmyokohama.jp までお送りください♪

次回のハナラボもおたのしみに^^

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