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NITTEN ハナラボ 第138回「ラグビーワールドカップ・各チームのエンブレム花」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

9月8日から、ラグビーワールドカップフランス大会が始まりましたね。
今日は日本の初戦で、チリと対戦します!
今回は、そんなラグビーワールドカップ開催にちなんで、各チームのエンブレムの花をご紹介します。



日本の赤と白のユニフォームに描かれているのは、日本を象徴する花である、サクラが描かれていますよね。
なんと今回ワールドカップに出場している20チームのうち、
17チームが動植物のデザインを採用し、
そのうち9チームのエンブレムに植物のデザインが採用されているんです。

動物でいうと、南アフリカなら、スプリングボックというシカのような動物だったり、
オーストラリアはワラビー、鷲(トンガ、ナミビア)、
コンドル(チリ)、雄鶏(フランス)など、鳥をモチーフにしているチームもあります。

花や植物だと、現在世界ランク2位のmニュージーランドのオールブラックスというナショナルチームは、
「シルバーファーン」というニュージーランド原産のシダが描かれています。
このシルバーファーンは、ニュージーランドが国旗を変えようという国民投票があったときに、新しい国旗案にも使われていました。
投票の結果、僅差で負けちゃいましたが。。
ニュージーランドにとって、とても象徴的な植物なんです。

その他に、イングランドは「赤いバラ」で、現在世界ランク第1位のアイルランドは
「シャムロック」というミツバのクローバーのような植物が描かれています。
「シャムロック」は、日本語で「カタバミ」や「オキザリス」と呼ばれる植物で、
厳密にはクローバーとはまた異なる植物なのですが、見た目はすごく似ています。
アイルランドやアメリカで、3月17日に祝うセント・パトリックスデーも、
このシャムロックをモチーフとして、緑色のものを身に付けたりするんです。

また、スコットランドは、キク科の「アザミ」がデザインされていますし、
ルーマニアはカシの木の葉、サモアはジンジャーの赤い花ザインされています。
その地域それぞれの歴史や植生と紐づいた植物が見えて、面白いですよね。

そして是非、みなさんに注目していただきたいのが、
今日対戦が予定されているPOOL・Bの南アフリカ対スコットランド戦で
南アフリカのユニフォームについている、花のエンブレムです!

南アフリカのユニフォームには、国花であるキングプロテアのエンブレムがデザインされているんです。
キングプロテアは、お花自体が30cmくらいあってとても大きくて、太陽のような見た目をしています。
ネイティブフラワーなので、乾いた感じも特徴的。

ユニフォームのデザインが大きく変わっていなければ、これが南アフリカの花として、
きっとユニフォームにデザインされていると思いますので、
ラグビー観戦を楽しみながらも、少し気にして見ていただければと思います。
今晩は、キングプロテア対アザミの対決になりますね..!

ということで今回は、ラグビーワールドカップ開催にちなんで、
各チームのエンブレムの花にフォーカスしました。

みなさんさんからのお花への質問も、是非お待ちしています♪
sun@fmyokohama.jp まで!

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