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NITTEN ハナラボ 第133回「知られざる偉大な植物・ポーチュラカ」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

みなさんは「ポーチュラカ」という花をご存知でしょうか。
暑さや乾燥にとても強い植物なので、庭のグランドカバーとしてもよく使われるお花です。
知らないうちに、一度は目にしたことがあるかもしれません。



そんなポーチュラカですが、スベリヒユともいわれていて、
実はこの葉の部分は、江戸時代から食べられているんです!
江戸時代の儒学者、貝原益軒の書物にも出てくるほど、古くから食べられることが知られていた植物で、
茹でてお浸しにしたり、生でサラダのようにして食べます。
ヨーロッパ、とりわけフランス料理では、サラダなどの食材として使われています。
北アメリカ原産ですが、フランス、ドイツ、オランダなど、ヨーロッパ各国で生産されているので、
「プルピエ」という名前で「ヨーロッパ野菜」とされています。

また、山形では干したものを食べる習慣があり、スベリヒユのヒユが訛って、山形では「ヒョウ」と言います。
薬草として、漢方でも効能があり、オメガ3脂肪酸という栄養素を豊富に含むパワーフードなんです!
ただし、お花屋さんで買ったものは、あくまでも観賞用で食べることを前提にしていないので、食べないほうがいいかと思います。

みなさんの周りにも、気づいていないだけでポーチュラカが沢山生えているかもしれませんね。
草丈が低くて、桜のような形をしたカラフルなお花が咲いていたら、それはポーチュラカかも!?

ということで、今回は「知られざる偉大な植物・ポーチュラカ」にフォーカスしました!
来週のハナラボもおたのしみに♪

みなさんさんからのお花への質問も、是非お待ちしています♪
sun@fmyokohama.jp まで!

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