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NITTEN ハナラボ 第109回「ランについて」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

今日は「ラン」についてのお話です。
ランは全世界でおよそ2万5000種類あると言われています。
全種子植物は25万種あると言われているので、
種子植物のうちの10分の1がランということになります。

ランは植物の進化の中で最後に地球上に表れて、
今でも盛んに新しい種を生み出す進化のプロセスにある植物なんです。

市場流通の中で一大勢力とされるのが、タイから多く輸入されるデンファレと、
台湾から輸入されるオンシジウムになります。
日本に流通するオンシジウムは、9割がた台湾で作られて、輸入されます。
コロナ襲撃直前に、内藤さんが台湾の生産者さんへ訪れた際のお写真がこちら。↓
 

台湾は十分に温かいので、熱や湿度がこもらないように、
風通しを良くした施設でオンシジウムを栽培しています。
ネットが黒っぽい色をしているのは、強い太陽光によって葉や花が日焼けして、
商品価値が下がるのを防ぐためなんです。

そして、台湾らしい道具を使った育て方をしているのですが、
その道具とはズバリ、「タピオカストロー」
どの生産者さんの圃場にもタピオカストローが無造作に置かれていて、
新芽が出てきてはすぐにタピオカストローをシュポシュポ刺していきます。
これによって、花芽を保護しながらまっすぐに育てることができるんですね。   

最後に、お知らせです!
2月8日から14日まで、東京ドームシティのプリズムホールで「世界らん展」が開催されます。
市場に流通するランとはまた別の珍しい品種のランや、
値段はなかなかつけられないような立派なランが展示、モノによっては販売されています。
午前10時から夜6時まで開催予定となっておりますが、初日の8日のみ、お昼12時半からのオープンとなっておりますのでご注意ください。
気になった方は是非、足を運んでみてはいかがでしょうか♪

ということで、今回は「ラン」についてフォーカスしました!

来週のハナラボもおたのしみに!

みなさんさんからのお花への質問も、是非お待ちしています♪
sun@fmyokohama.jp まで!

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