
花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
今年は「卯年」!
ということで今回は「ウサギに似た植物」をご紹介します。
今の季節でウサギっぽい植物は、ビオラで主に鉢植えの苗で出回るもので、
花弁がウサギの耳のように細く立ち上がるタイプのものがあります。
こちらは、商品名が「バニーイヤーズ」「野うさぎミーモ」など、
ウサギに関係する名前が付けられているものが多くあります。
そのほかに、フレンチラベンダーという、イングリッシュラベンダーのように香りは強くないのですが、
ウサギの耳のように苞が立って、見た目が華やかな品種があります。
ウサギっぽいので、ラビットピンクとかラビットイヤーズなどの商品名が付けられています。フレンチラベンダー
また、月+ウサギ+耳と書いて「月兎耳(つきとじ)」と読む多肉植物もあります。
こちらは、兎の耳っぽい葉が特徴の多肉植物でカランコエの一種。
耳の周りに焦げたような、茶色い斑が入ります。
他にも同じカランコエの植物で、「福兎耳(ふくとじ)」という縁起のよさそうな名前の多肉植物もあります。
いずれもマダガスカル原産で、日本の冬のような寒いシーズンは苦手です。
今のシーズンでも、お店では売っているかもしれませんが、室内で楽しむことをお勧めします。
これまで、うさぎの耳っぽい植物をご紹介してきましたが、
ウサギのしっぽの名前が付いた植物もあるんです。
こちらは「ラグラス」という植物で、バニーテールという商品名が付いています。
ネコジャラシにも似たイネ科の植物で、「ラグラス」はラテン語で「野ウサギのしっぽ」(ラテン語「lag- + -urus」)の意味で、
和名もそのまま「ウサギの尻尾」などと呼んだりします。
ガーデニング素材や切花、ドライフラワーなどで楽しむことができます。
ふわふわしていてかわいく、花束のアクセントにもなります。
ということで、今回は「ウサギに似た植物」についてフォーカスしました!
来週のハナラボもおたのしみに!
みなさんさんからのお花への質問も、是非お待ちしています♪
sun@fmyokohama.jp まで!