Sunday Good Vibes!! - Fm yokohama 84.7

NITTEN ハナラボ 第102回「〇〇すぎる植物」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

今回は「〇〇すぎる植物」をご紹介します!

この地球上には約1,132万種の生物が存在すると推定されていて、
このうち植物は39万種と言われています。
さらに、その植物うち、認識されているのは全体の約8割に当たる31万種。
動物や菌類などの方が未知の部分が多く、植物はよく把握されていますが、
それでも尚、未知の植物は約8万種あるといわれています。

まずは「大きすぎる植物」「背が高すぎる植物」をご紹介します。
これはスギの仲間で「セコイアメスギ」という樹で、
今はオレゴン州に115メートルのセコイアメスギが最も高いと報告されています。
ビルだとおよそ30階の高さ!
タワーマンションと同じくらいの高さの木が目の前にあったら圧巻ですよね。
植物が大きくなる意味は、多くの空間や光を確保するというメリットがあります。
一方、「小さすぎる植物」もあります。
これは、狭い空間を有効に活用して生活できるというメリットがあります。

そんな「小さすぎる植物」は、「ミジンコウキクサ」というサトイモ科の植物で、
根がなくて、水の上に1mmにも満たない小さな小さな葉を浮かべます。
水路や池の表面が緑色に染まっていって、よく見ると楕円形の小さな点々の集まりだったりするのですが、
それがこのミジンコウキクサという植物です。
花はさらに小さく、0.1mmくらい!

世界最小の植物の次は「世界最大の花」をご紹介します。
それは、「ショクダイオオコンニャク」という花。
日本でも熱帯植物園などで咲くとニュースになったりします。
こちらは、高さ2メートル以上、最大で2.7メートルにもなる花が発見されています。
そしてこれもなんと先ほどの世界最小の花と同じ、サトイモ科なんです。

もう一つ、大きすぎる花があるのですが、それは「ラフレシア」という花。
実は本当の意味で世界で最も大きい花はラフレシアで、直径が111cmにもなる花が報告されています。
ショクダイオオコンニャクとの違いですが、
ショクダイオオコンニャクは「本当は花じゃなかったシリーズ」で、
苞(仏炎苞)と呼ばれる部分に黄色い棒のようなものがまかれていて、そこに本来の花が付きます。
本当の花は小さいのですが、その花全体を一つの花として扱うと、
ショクダイオオコンニャクが一番大きいのですが、花単独としてはラフレシアになります。

最後にもうひとつ!「透明すぎる植物」をご紹介します。
それは「サンカヨウ」という日本に自生する高山植物で、
2cmくらいの白い花が1本の茎に集まって咲く、清楚な印象のお花です。
花びらは6枚の一見普通の花なんですが・・・
この花は、雨で濡れると透き通るんです!
山へ行った際には生で見てみたいですよね。



ということで、今回は「〇〇すぎる植物」にフォーカスしました!

来週のハナラボもおたのしみに!

みなさんさんからのお花への質問も、是非お待ちしています♪
sun@fmyokohama.jp まで!

top