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NITTEN ハナラボ 第93回「ロイヤルウェディングのブーケ」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。



1年のうちで最も結婚式が多いのは、10月、11月ということをご存知でしょうか?
ジューンブライドというのはギリシャ神話に基づいた話で、
「6月に結婚すると幸せになれる」という言い伝えから、生まれた言葉なんです。
6月のヨーロッパは、カラッと乾いていて暖かく、夏至があって日も長いため、
結婚式を挙げるのにとても良いシーズン。
ですが日本の6月は梅雨で祝日もないので、結婚式の数としては実はそれほど多くないんですね。
そこで最も多いのは11月ということで、今回はウェディングシーズンにちなみ、
ロイヤルウェディングで使われたブーケについてのお話をお送りします。

まずは、先日、世界中から惜しまれて亡くなったイギリスのエリザベス女王のウェディングブーケ。
1947年11月20日の挙式です。
白いカトレアやコチョウランなどのラン類を中心に作られたブーケで、
カスケード状(流れる滝のようなデザインの花束)に垂らして、優雅なブーケに仕上げられています。
そのほかに代々使われている「ギンバイカ(別名マートル)の小枝」も入っています。

次は、現在の英国王チャールズ3世が、1981年に最初に結婚したダイアナ妃のウェディングブーケをご紹介します。
これはすごく豪華で、大きな逆三角を花で象ったもので、三角形の先の方には白いステファノティスを使っています。
ステファノティスはビクトリア朝時代において結婚の幸福の象徴だったのだそうです。
マダガスカルジャスミンとも呼ばれて、日本でも鉢物としてよく流通しています。
そのほか全部白い花ですがスズラン、フリージア、バラ、クチナシ、そしてギンバイカで構成されていました。
この品目を見ていると、多分香りもすごくよかったのではないかと想像します。

そして、最後にご紹介するのは2011年、現在のウィリアム皇太子の結婚式で、キャサリン妃が持っていたブーケ。
こちらは結構清楚でシンプルなものでした。
スズラン(花言葉は「幸福の再来」)、アメリカナデシコ(美女ナデシコともいわれるナデシコの種類。英名はスィート・ウィリアム!)、
ヒヤシンス(花言葉は“不変の愛”)、アイビーなどが使われていたようです。
花言葉は“パートナーに対する忠誠”、“結婚愛”、“友情”、“愛情”、そしてお決まりのギンバイカ。

ご参考に、ブーケのお花を選ぶのもいいですね♪

ということで今回は「ロイヤルウェディングのブーケ」についてフォーカスしました!

来週のハナラボもおたのしみに!

みなさんさんからのお花への質問も、是非お待ちしています♪
sun@fmyokohama.jp まで!

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