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NITTEN ハナラボ 第90回「ユニクロフラワーについて」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

ユニクロといえば、誰もが知っている日本を代表するアパレル企業ですが、
そんなユニクロでお花が売っているって、ご存知でしょうか?
https://www.uniqlo.com/jp/ja/special-feature/uniqlo-flower

2020年4月に、ユニクロフラワーというブランドで発売されたのですが、
なんとその一号店はここ横浜の店舗なんです。
鳥浜にある「三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド」に隣接しているユニクロパーク。

今では、鳥浜の横浜ベイサイド店に限らず、相模原中央店、
都内でも銀座や新宿、原宿など国内に13店舗、
海外(上海と台湾)も2店舗ほど展開しているそうなんですが、ユニークなのはその売り方なんです。
一つ特徴的なのは価格帯の設定で、同じお花が原価によって1本から3-4本の束にしてあって、
1束390円、2束で780円、3束で990円と決まっているんです。
そのため、ひとつひとつ花と価格を見合わせて、これはお得なのかどうかと考えなくていいんです。

ユニクロフラワーの立ち上げに携わった従業員さんも、
かつてお花屋さんでトルコギキョウが1200円でバラが400円という
価格設定の意味が分からない...というご自身の経験から、
もっと生花の売り方をわかりやすくしたいという思いがあったのだとか。
そこをユニクロフラワーは定額で一発解決!
自分が好きな花はどれかだけ、考えて買えばいいんです。

そしてもう一つ特徴的なのは陳列方法!
「服と花には共通点がある。生活に彩りを与えて、より豊かにしてくれる」というコンセプトで、
花も衣類と同じように陳列されています。
そのため、自分の気分に合ったカラーのお花を簡単に選ぶことができます。

内藤さん曰く、いつ行ってもいつもお客様がいて、
特に銀座店をよく見に行くそうですが、レジはずっと稼働している状態。
若い世代の方もたくさんいらっしゃいます。
老若男女どなたにでも買いやすい売り場と言えるかもしれませんね。
お花自体は、スタッフの方がいつも売り場を点検して商品を入れ替えているようなので、
品質的にもまったく問題ございません。
よく売れるお花は、やはり季節の花が多いそうです。
2月や3月だと、啓翁桜やラナンキュラス、5月6月ならシャクヤクなど。

花業界のスタンダードを変える新しい花売り場、ユニクロフラワー。
ぜひみなさんも、お洋服を買うついでに、ユニクロフラワーを覗いてみてはいかがでしょうか。

来週のハナラボもおたのしみに!

みなさんさんからのお花への質問も、是非お待ちしています♪
sun@fmyokohama.jp まで!

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