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NITTEN ハナラボ 第89回「三大おどろおどろしい花の1つ、アマランサスについて」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

今回は「三大おどろおどろしい花」の一つと言っても過言ではない、
「アマランサス」をご紹介します。

アマランサスは雑穀の一種で、見た目はキヌアと同じような感じ。
紀元前6世紀から穀物として栽培されていて、メキシコ及びグアテマラ原産となっています。
雑穀の中では栄養価が飛びぬけて高いようで、とりわけインカ帝国などではトウモロコシに並ぶ貴重なエネルギー源とされていたようです。

日本に伝わったのは江戸時代末期とみられていますが、生産が本格的に始まったのは戦後のようです。
今は食糧としてのアマランサスは主に岩手県で生産されているようですが、
観賞用は長野県が多いんです。冷涼な地域の方が栽培しやすいのかもしれませんね。
そんなアマランサスなんですが、もともとはギリシャ語の「アマラントス(花がしおれることがない)」が語源になっていて、
その枯れない花が、花き市場に流通しているんです。


このしっぽみたいにぶら下がったものが、お花なんです!
これは、実ができる前の花の状態で、赤や赤紫などの赤系とグリーン系に分かれていて、何種類かあります。
ちなみに、紐みたいにたら~ッと垂れているケイトウに近い植物のため、「紐ゲイトウ」とも呼ばれます。
お部屋に飾るだけでなく、秋フェスなどがあったら、髪の毛に飾ってもかわいいかもしれませんね!
アマランサスの語源が「萎れることがない」に由来するように、長持ちするし、
髪の毛に付けていても萎れ感がないのでおすすめです。
その萎れにくい性質から「忍耐強い」や「不老不死」「終わりのない愛」と言われることもあるようです。

アレンジメントに入れると、また雰囲気が変わって素敵なんです。
実りの秋を演出するのに良いアクセントになるので、是非アマランサスをアレンジメントに取り入れてみるのもいかがでしょうか♪

ということで今回は「三大おどろおどろしい花の1つ、アマランサス」についてフォーカスしました!


来週のハナラボもおたのしみに!

みなさんさんからのお花への質問も、是非お待ちしています♪
sun@fmyokohama.jp まで!

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