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NITTEN ハナラボ 第85回「恥ずかしい名前のお花?『インパチェンス』」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

今回は、ちょっと恥ずかしい名前の?!「インパチェンス」というお花についてご紹介します。



このインパチェンス、英語の「impatience」=我慢できない という意味からつけられた名前なんです。

お花自体は、直径3〜4cmほどの小さなお花で、色はピンクや白、赤など様々あって、
初夏から秋にかけて長い間、次々と花を咲かせる人気の鉢物です。

花が終わると最初は、タネを含んださやが膨らむ感じの、緑色の実ができるんですが、これがどんどん大きくなって成熟すると・・・
ちょっと触れただけでぶわっと種がはじけて飛び散るんです。
もちろんタネをあちこちに飛ばして繁殖するための仕組みなのですが、それを見ると「我慢できなかったのね」と思わず思ってしまいます。そこで「インパチェンス」と名付けられました。

インパチェンスはホウセンカの仲間で、熱帯アフリカ原産で、和名を「アフリカホウセンカ」と言います。
ホウセンカも同じように、タネが膨らむと360度あちこちに、パーンとはじけるんです。

だいたいどこのお花屋さんでも買えますし、量販店でも買える、昔から定番の商品です。
多少日当たりが悪い場所で育てても大丈夫ですし、八重の品種はバラのように豪華に咲きます。
バイカラー(2色)のものなどバラエティにも富んでいます。
栄養が好きなので、何でも良いのでちょっと肥料をあげて、夏(7-8月)に切り戻すと、
秋くらいからまた次々と花をつけるので、ずっと楽しむことができます。

みなさんも、是非インパチェンスの「我慢できないぶり」を体験してみてください...!

ということで今回は「恥ずかしい名前のお花?『インパチェンス』」にフォーカスしました!

来週のハナラボもおたのしみに!

みなさんさんからのお花への質問も、是非お待ちしています♪
sun@fmyokohama.jp まで!

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