
花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
今回は、世界で初の青いカーネーションのムーンダストをご紹介!
ムーンダストを開発したサントリーフラワーズの瀧澤晶さんをゲストにお招きしました。
ムーンダストは、青い遺伝子を持つ世界初で唯一のカーネーションです。
カーネーションはもともと青い遺伝子を持たないので、
このような青みのある品種は自然には生まれないのですが、サントリーの技術力で開発に成功し、
1995年にムーンダストが誕生して1997年に日本で販売開始しました。
こちらは、すべてムーンダストで濃い方からベルベットブルー、プリンセスブルー、ライラックブルー、
アクアブルーと4段階に分けられています。みなさんは、どれが一番お好きですか??
ムーンダストがすごいのは、見た目だけではないんです。
実は日持ちもとても良くて、カーネーションはただでさえ日持ちがいいのに、
ムーンダストは通常のカーネーションの1.5倍くらい長持ちするんです。
こちらは意図して開発されたわけではなく、偶然の産物。
そして南米のコロンビアとエクアドルで作られています。
ほぼ赤道直下で暑そうですが、そうでもなくて、
標高が高く、カーネーションやバラの生産にとても適した場所で作られて、世界各国に流通しています。
日本へはそのカーネーションを空輸しているんです。
「ムーンダスト」という名前は、
「月のようにやわらかな包容力のある花になってほしい」という願いが込められています。
月は穏やかで優しい光を持つことから、母性や包容力の象徴でもありますよね。
花言葉は「永遠の幸福(しあわせ)」です。
先月ラスベガスで開催されたグラミー賞の会場装飾でも使われておりましたし、
日本で開発されたムーンダストが世界中で使われているんです。
今日から始まるアーティスティックスイミング日本選手権の会場装飾にも使われています。
世界で愛されるムーンダスト。素敵ですね..♪
ということで今回は、世界初で唯一の青いカーネーション・ムーンダストにフォーカスしました!
来週のハナラボもおたのしみに♪