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NITTEN ハナラボ 第71回「ラベンダーについて」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

今日は、香りのよい花ラベンダーについてご紹介したいと思います。



アロマオイルとかドライフラワーで、ラベンダーの束が売っていたりしますよね。
ラベンダーはシソ科の植物でとても丈夫。
ローマ時代から香りのある植物として珍重されて、ギリシャ人やローマ人はラベンダーをお風呂に入れて香りをつけたと言われます。
香りのよい花として今でもオーデコロンに使われたり、石鹸とかにつかわれたりしますよね。

香りがいい印象はあるけど、中にはあまり香りがしないものもあります。
ラベンダーにはいくつか系統があって、そのようなタイプはフレンチラベンダーとかイタリアンラベンダーと呼ばれたりするのですが、
ストエカス系といって地中海沿岸と北アフリカに自生しているタイプです。
葉がシルバーがかっていて、 花の部分も大きくて華やかでとてもきれいなのですが、香りはそれほど強くありません。
香りがいいのは、イングリッシュラベンダーや真正ラベンダー(トゥルーラベンダー)と呼ばれるもので、
アロマオイルに使われるのもこの種類です。
これも地中海沿岸に自生するのですが、 比較的涼しい所が好きで、寒さに強くマイナス 10°Cくらいでも全然平気なのが特徴です。暑すぎる日本の夏の方が苦手。
日本の暑さに強いのは、デンタータ系というもの。デンタータとはラテン語で歯のような意味なのですが、
葉っぱに歯のようなギザギザとした切れ込みがあるのが特徴です。

ラベンダーの香りには鎮静効果があるといわれていて、気持ちが落ち着いたり、眠りに入りやすいということで、ラベンダーが入った匂い袋とかを寝室に置く人もいらっしゃいます。
もし、そのラベンダーの香りがいい香りだなと思える人にはそのような効果が期待できます。
ラベンダーの香りが苦手な方もいらっしゃいますので、そういう方には効果は期待できません。
ラベンダーはドライにしてからもずっと香るのでおすすめですよ♪

ということで今回は「ラベンダー」についてフォーカスしました!

来週のハナラボもおたのしみに♪

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