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NITTEN ハナラボ 第67回「実は花じゃなかったシリーズ」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

今日は #グドバボタニカルトピックス!
週刊「実は(実話)シリーズ」で、
「実は花じゃなかった花」をご紹介したいと思います。

まずは、カラー
中心に黄色い鼻(ノーズ)のような棒のようなものが立っていて、
その周りを白い布のようなものがくるんと巻かれています。
実は、白い部分は花弁ではなく苞と呼ばれるもので、本当の花はこの黄色い鼻の部分。
この花が咲くとふわふわもふもふしてくるので、開花してから時間が経ったことを知らせてくれます。



次は、アンスリウム
これもカラーと同じサトイモ科の植物で、同じような花の構成、
中心にノーズのような棒が経って、平たいハート型の苞の上に立っている形。

そのほか「ガクが落ちない」から受験生におすすめとご紹介したことのある、
クリスマスローズも花に見える部分はガクです。
アネモネも色がついた花びらに見える部分はガク!。

そのほかセンニチコウは、赤やピンクに色付いた部分は苞で、本当の花はその間に割く小さな黄色。
漢字で書くと「千日紅」なのですが、この赤い色が千日も長持ちするのでセンニチコウ。
実際に1000日ほど持つかわかりませんが、真夏の暑いときも長持ちしてくれて、
ドライフラワーにも向いています。

また、モルセラは、ラッパ状に開いて花のように見える部分がガクで、その中に咲いているのが本来の花。
でも観賞価値はガクの方にあるんです。貝殻サルビアとも呼ばれます。

というように、厳密には植物の器官としては花ではないのですが、
観賞上、あるいは流通上は便宜的に花の部分として取り扱っています。
知らなかったですね..!

ということで今回は「実は花じゃなかったシリーズ」をご紹介しました!

来週のハナラボもおたのしみに♪

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