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NITTEN ハナラボ 第63回「生け花の教室について」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

1月に良いフラワーアレンジメントスクールの探し方をご紹介しましたが、
今回は生け花の先生・田中治美さんをお招きして、生け花のお教室についてご紹介しました。



以前もこのコーナーに出ていただいたことがあるのですが、
田中さんは華道歴約30年、 50人以上、生花店経営とフラワーアレンジメントのお教室ももっていらっしゃります。
フラワーアレンジは、花の顔をギューッと集めて面で見せるデザインなのに対し、
いけばなは枝や葉や茎の立ち姿を見せるデザインが多いことです。
さらに、そこに季節感や風情や感情をプラスします。
季節感なら、例えば青々とした葉は芽吹きの春、 紅葉した葉は秋を表現することができます。
感情の表現は、縦に配列すれば力強さ、角を作れば鋭さ、 曲線はやさしさなど、花から多くを感じ取れるよう生けます。

生け花は、入門編の時は剣山が基本ですが、 実は給水スポンジを使うこともありますし、
剣山やスポンジなど文明の利器を使わずに、 枝やワラなど自然のものを花留めに使う練習もたくさんします。

生け花の流派は協会に登録しているだけでも約300、それ以外を含めると 1,000以上あると言われています。
新しいことをどんどん取り入れる斬新なデザインの流派や、 古いものと現代を掛け合わせた流派など、特徴はさまざま。
300もある流派からどの流派門を叩けばいいか、決められなそうという方に、まず簡単なのはネットで探す方法。
ネットですと、流派の傾向も同時にチェックできたりするからいいかもしれません。
お弟子さんたちがインスタなどに自分の作品を載せていたり、感想をアップしたりしているので、そういうのもヒントになると思います。
次に、お散歩で見つける方法があります。
フラワーアレンジとは違い、年配の先生も多くいらっしゃるので、ネット掲載のないお教室もたくさんあるんです。
でもお散歩しながら気を付けて1軒1軒見たりすると、看板がかかっていたりするので、 そこからたどっていくのも良いかもしれません。
何より大切なことは、生け花の場合はとりわけ相性の良い先生を探すことです。
そのためには体験教室に参加してみたり、電話やメールで先生とたくさんお話されてみると良いと思います。
また、田中さんの教室でよく聞くのが「思ったより高くない」という感想です。
高いイメージがあるようですが、むしろ逆です。
フラワーアレンジとは違い花材量が少ない分、花材費は安く済みます。
そして、どんなお稽古事でも同じだと思いますが、上級者になっていってお稽古代が膨らんでいくことがあったとしても最初から高いことはまずありません。
また、女性の場合はライフステージが変わったりして休会したい場合もあると思いますが、
その際、流派にもよると思いますが、お免状を持っていれば、復会する際に続きから学べます。

ちょっと自宅用の花を飾るためもよし、一生もののお稽古として花に向き合い資格を取得するもよし!
リスナーの皆さんも、興味があるという方は是非試してみてはいかがでしょうか?♪

来週のハナラボもおたのしみに♪

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