花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

2月に入り、受験シーズン真っ只中ですね。
受験はご本人ばかりでなく、そのご家族やおじいちゃん・おばあちゃん、周りの人も応援するものですよね。
そこで、今回は受験生への応援花として、花業界から提案しているものをご紹介したいと思います。

食べ物は「カツ丼」など、定番のものも決まっているし、
太ってしまうことを気にする人もいらっしゃると思うので、
そういう場合にも応援花、いかがでしょうか♪

例えば、「学がつく」の語呂合わせから「アジサイ」！
紫陽花の花のように見える色付いている部分は「ガク」でしたよね。
鉢物として今が旬のクリスマスローズ、アネモネなども、可憐な花ですが、花びらのように見えるところは実はガクなんです。
この実はガクだったシリーズの花は長持ちして、 ガクが落ちないんです。
「ガクが落ちない」ことから、これらの花はとても縁起がいいですよね。
また、アジサイは世界各地で生産されているので、実は1年中流通があります。今でも入手できるんです。



他には「落ちない」つながりで、花が落ちないマーガレットがおすすめです。
マーガレットは枯れるときに花や花びらが落ちないんです。
落ちにくいといいますか、花によっていろいろな枯れ方があって、
花びらはらはらと落ちるもの(散るもの)やツバキのように花の頭がボトって落ちるものなどが あるのですが、マーガレットはそういう枯れ方をせずに萎れていくだけ。
そういう意味では、スイートピーなども花が落ちにくくて、 最後にはしぶとく実ができたりしますから、実が成るという意味でいいかもしれません。

他に華やかな花でいえば、ユリなどいかがでしょうか？
ユリを漢字で書くと、「百」に「合う」と書くので、「百回合格」百合の花!!ということで、ユリの花もおすすめです。

勉強や仕事をするときに、目に入るところに花や緑があると、 能率・効率が上がるという生体反応による調査結果も示されています。
自分のために1輪、机に置いておくのもいいかもしれませんね。

来週のハナラボもおたのしみに♪