Sunday Good Vibes!! - Fm yokohama 84.7

Click Clack「調理師の渡貫淳子さん」

様々なモノ・コト・ヒトから“ひらめき”を生み出す「Click Clack」のコーナー。

南極観測隊の調理隊員として活動されていた調理師の渡貫淳子さんとリモートでお繋ぎしました♪



青森県八戸市ご出身の調理師 渡貫淳子さん。
調理師専門学校を卒業後、その専門学校の職員として勤務をし、結婚・出産を機に専業主婦に。
その後、飲食店や企業のレシピ開発、料理教室の講師など幅広く活動され、
2015年に第57次南極地域観測隊の調理師として、南極で約1年半を過ごし、
2017年に帰国をされています。

小さい頃から南極に憧れていたわけではなくて、
実際に行きたくなったのは30歳を過ぎてからだったんだとか。
新聞記事を見たり、映画を見たりした中で、職場として南極で働いて見たいと思ったと渡貫さん。
食べる人と、調理してる側の距離感がすごく近いのが面白いなぁと思っただそう。

応募資格は、調理師免許と、上司の推薦状を添付することのみ!
とてもシンプルなものですが、書類を出して内定をもらってからは、
冬山での訓練や健康診断を半年くらい経てから、実際に働き出せるんだそう。

南極での料理は生ゴミを極力出さないようにしなければなりませんが、、
そこで夕飯で天ぷらを作った時の天かすを使って、夜食用おにぎりをよく作ったところ、
このおにぎりが大好評!
真夜中に食べるにはカロリーが高い、でもおいしいから食べたい!
とある隊員さんが「このおにぎり、悪魔ですね」と言ったことから「悪魔のおにぎり」が誕生。
帰国後にテレビ番組でレシピを紹介したところ、SNSなどでも反響を呼び、大手コンビニでも商品化され大ヒットしました。

今後も南極での経験を生かして、廃棄になる食材を使って料理を作っていきたいと渡貫さん。
わたしたちも、食べ物があることに感謝して、無駄なく使うことを意識していきたいですね。

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著書「南極ではたらく かあちゃん、調理隊員になる」
https://www.kadokawa.co.jp/product/322010000465/

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次回のClick Clackもお楽しみに♪

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