
花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
みなさんは、横浜市の花が何がご存知ですか?
実は「バラ」なんです。
花と緑あふれる横浜を創造するシンボルとして、 平成元年、市民により定められました。
西洋バラの多くは開港して間もない横浜から日本へ上陸したといわれ、
その後1世紀以上にわたって市民に親しまれています。
そのバラが今、開花の最盛期を迎えています。
「市の花」がバラに指定されているだけあって、横浜では美しいバラスポットがいくつもあるんです。
今回は、そのバラスポットに詳しい、第一園芸の花毎というWEBサイトで
全国各地の庭を取材している石川さんに横浜バラ歩きについてご案内いただきました!
イチオシは「横浜イングリッシュガーデン」だそう!
ガーデンとしては決して広くはないのですが、花の数がとても多く、 ものすごく充実感のある場所です。
シーン展開のように庭がわかれていて、 移動するごとに色合いが変わって、思わず息をのむような景色が広がるそうですよ。
その数なんと約1800品種・2000株です。
全体を見た時も美しいのですが、 園内に小道が張り巡らされていて、そうした道に迷い込む楽しさがあります。
花がとても近いので、香りや表情をじっくり観察できるのも楽しいですね。
こうしたガーデンでバラの咲き方を見ると、日陰でもこれだけ花が付くとか、
高さが出るバラだとか、品種の特性がよくわかるので、 自分の家用にバラを選ぶ時の参考になります。
おすすめ2番目は「山下公園」です。
山下公園の未来のバラ園では約160種、1,900株を楽しめ、無料とは思えない規模のローズガーデンです。
さすがに横浜イングリッシュガーデンほどの花数はありませんが、バラ越しの海が見える景色はこちらならではの魅力だそう。
もうひとつのおすすめは「港の見える丘公園」です。
イギリス館の前の約150種 1,000株が植えられた イングリッシュガーデンを楽しめます。
広範囲で景色とバラが楽しめる場所で、観光地としても素晴らしいスポットです。
嬉しいことにこちらも入園無料なんです。
秋は春のように一斉に開花はしないですが、一輪一輪の色が深かったり、香りが良かったりするため、
一期一会ならぬ「一期一輪」の美しさをより楽しむことができるそうですよ。
来週のハナラボもおたのしみに♪