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NITTEN ハナラボ 第38回 「タネを植えて、観葉植物として楽しもう」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

みなさんはこの夏、アボカド・メロン・スイカ・モモ・ピーマンなど、
この中でなにか食べたものはありますか??
どれもタネがついている食べ物なのですが、そのタネを捨てずに撒いてみると新しい楽しみが発見できるかも?というご紹介です。



<アボカド>
タネを植えると観葉植物として楽しめるという話は聞いたことがあるかもしれませんが、
タネから発芽までに3週間から1か月かかると言われています。
なので芽が出るまで待てるかどうか、根気よく観察し続けられるかどうか、小さいお子様の情操教育にもなるといわれるくらいです。
とはいえ、管理は簡単でたまに水だけやって気長に待っていれば、芽が出てきたときの感激もひとしおです。
ちなみに、アボカドのタネの表面って脂肪分でヌルヌルツルツルしていませんか。
これは発芽抑制物質なので、薄めの洗剤で軽く洗うとさらに発芽率が高くなります。
4-5 年で結実(実がなること)するという話も聞くのですが、 実際のところは日本の温度帯ですと、冬も結構寒いですし、 結実までなかなか難しいかもしれません。
10度以上を保つ必要がありますので、冬は室内で管理するとチャンスありです。
国内でも和歌山や宮崎などでアボカドを生産している方はいらっしゃいます。
ご家庭でも木自体は大きくなるので生長は楽しめます。

内藤さんは、10年くらい前に淡路島で買ってきたレモンをこちらに帰ってきてから食べて、
淡路島に行った思い出と思って撒いたタネから芽が出て、ずっと育てているんだとか。
今年は初めて花が咲いたことに気づいたそう!
それから今年はプルーンとモモとビワとパパイヤを撒いたんだとか。
ビワは芽が出たそうですが、て地植えしないと、なかなか大きくならないかもしれないそう。
今年初めて挑戦したパパイヤは、旺盛に芽が生長していて、どこまで行くか観察が楽しみとのこと♪やってみたくなりますね〜。

内藤さんおすすめのタネは、カボチャ、メロン、スイカ、ゴーヤー、ピーマンなど。
うまくすれば結実までいくかもしれません。
おもしろいところではドラゴンフルーツ!
派手なピンク色で、 白とか赤の果肉の中に黒いツブツブがある果物ですが、
その黒いツブツブがタネで、それを撒くと芽が出ます。
ドラゴンフルーツはサボテン科の植物なので、ちょっと棘のある細い棒状のサボテンがするするっと伸びてきます。
国内は温度不足でなかなか結実までは難しいかもしれませんが、
冬の寒さだけ気を付けて8 度以上を保つようにすれば、 観葉植物として長い間楽しんでいただけます。
スーパーで手軽に買える野菜や果物を食べて、タネは撒いてみて生長を楽しむって、
衣食同源ならぬ飾食同源というか、食べるのも飾るって楽しむのも一つのタネからで、
源は同じなんだ・・という感動を味わうことが出来るかもしれません。

来週のハナラボもおたのしみに♪

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