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NITTEN ハナラボ 第34回 「ケイトウについて」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

今回は、「ケイトウ」についてご紹介します。



鶏のトサカに似ていることから鶏の頭で「ケイトウ」。
英語でも cockcomb といって「雄鶏のトサカ」の意味からそう呼ばれているようです。 元々は一種の奇形で、普通は生長点が1つで上に上に伸びていくので鵜が、
これは複数の生長点があって平たく横に大きくなるもので、石化(せっか)と呼ばれる現象です。
石化ケイトウと言ったりするのですが、 ケイトウの場合はこの奇形が固定されて花の特徴になったというわけです。

ベルベットのような質感で、なんだか暖かそうな質感。
実はこの花のように見える部分は本当の花ではなくて、ガクが華やかに変化したもの。
本当の花は、下の小さなケバケバの部分。
花が終わって、タネになってついているときもあります。
このタネをプランターなどに撒くとケイトウの芽が出てくるかもしれません。
本当は春に撒いて夏から秋にかけて花が咲くので、 本気ならタネを取っておいて、春に撒くといいかもしれません。

1年草なので、もしうまく開花まで行ったとしてもその年だけでですが、
芽が出てから花が咲くまでの様子を追いかけていくのは、
日常の中でちょっとした楽しみになりそうですね♪

来週のハナラボもおたのしみに♪

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