
花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
今日8月8日は、「葉っぱの日」と言われているのをご存知でしょうか。
もともとは野菜不足を補うために青汁を飲もう!とプロモーションをする食品会社が記念日登録をしたようなんですが、
この葉っぱの日にちなんで 「葉っぱから育てる観葉植物」についてご紹介したいと思います。
花束やミニブーケに入ってた葉っぱは花よりも長持ちして、 気づくと花瓶の中で根っこが生えていることがあります。
それを鉢に植えてあげると、 そのまま観葉植物になってしまうのでやってみようというというものです。
花束などでは花が先に終わって処分して、そのあとも葉物が元気だったりすると、 捨てるのも忍びなくて、
葉物だけ花瓶に入れておくと、 気づくと根が生えている場合があるんです。
根が出るまでは10日から2週間くらいずっと我慢して観察しているといいかもしれません。
アイビー、ドラセナの類、ほかにはシモツケ(スピレア)とかピットスポラやミント、
ローズマリー、 ローズゼラニウムなどもハーブ類も根が出やすいですね。
根を貼らせるコツとして、簡単なことを2つ!
水が汚れすぎないようにたまに気を配ってあげることと、 枯れた葉は速やかに取り除くということです。
水も毎日取り換えるよりは 何日かそのままの方が発根しやすい感じがしました。
あとはこの暑い時期というのも成功のポイントかもしれません。
水に浸かっている部分の茎に、白いぽつぽつとした小さな突起物が出てきたら、 それが発根の予兆です。
そのまま水の中に入れておくと、花瓶の中を這うように 白い根っこがグルングルンに生長します。こうなればもう鉢に植え替え時です。
おしゃれな鉢でもなんでもお好きな鉢に土を入れて、 根っこのままドラセナを植えればそのまま観葉植物として楽しんでいただけます。
水だけで根が出てくるくらいですから、こういう植物は本当に丈夫です。
ポトスのような鉢物も、蔦がビローンと伸びて形が崩れてきたら、 それを切って、水に挿しておくと根が出ますので、
そのまま鉢に入れていただくと 増やせますので(個人で楽しむ範囲で)誰かにあげても喜ばれるかもしれません。
気温が高い今の時季は、比較的発根しやすく、鉢に植え変えてからも根が 張りやすいので、この葉っぱの日のシーズンにぜひおすすめです。
来週のハナラボもおたのしみに♪