
花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
今週ご紹介するのは、先週に引き続き「シャクヤク」!
お花屋さんに並んでいるツボミのシャクヤクって、ピンポン玉みたいにカチカチで!
本当に開くのか、ちょっと心配な方も多いですよね。
ですが・・・だいたい開きます!実は開かせるコツがあります。
お花屋さんから買ってきて、(最近ではスーパーでもよく売っていますね)
2、3日このままで全く動く気配がない場合、開かずに終わってしまう可能性があります。
それはシャクヤクの蜜でツボミがコーティングされてしまって、
本人(花)は開きたいのに開けないという現象が起こっているのです。
そんな時は・・・コップなどの入れ物に水を入れて、
シャクヤクのツボミを頭から入れてシャカシャカ洗ってください!
水道水を流しながらやさしく洗うのでもOKです。
洗剤などを付ける必要はありません。
洗うことによって、蜜が流れ落ちるので、花が開きやすくなるのです。
花瓶に飾ったときのバランスで、下の方の不要な葉っぱを取り除くこともポイントです。
カッチコチのツボミからは想像がつかないほどの大輪の花が咲きます。
開花が不安な場合は、少しほころび始めたツボミを選べば確実です。
また、切花栄養剤を使うと、その大きさに差が出ます。
こんなにツボミからドラマティックに開く花もほかにありません..♪
朝起きて見るたびに、あるいは外出先から帰るたびに違う表情で迎えてくれます。
このように咲かせる楽しみもありますし、お花屋さんによっては、
「あえて」すでに開花したものを販売しているところもあります。
開花するか心配ですし、すぐに豪華なシャクヤクを楽しんでいただけるメリットが ありますが、
開花輪かツボミの状態を選ぶかは皆さん次第。
1 年のうちに潤沢にシャクヤクが出回るのも今の時期だけですから、
ぜひお楽しみください♪
来週のハナラボもおたのしみに♪