Sunday Good Vibes!! - Fm yokohama 84.7

NITTEN ハナラボ 第16回 「スズランについて」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

内藤さん今週のオススメのお花は、ライン状にころころとした小さな白い花付く様子がかわいらしいスズラン!
5月1日はスズランの日というのをご存知でしょうか?



もともとフランスで始まった春の到来を祝う文化で、
1560年にフランス王シャルル9世がお守りとしてもらった鈴蘭を嬉しく思い、
翌年から宮廷の女性に贈ったことがのちに習慣に。
現在でもフランスでは5月1日にお世話になっている人や家族、大切に思う人にスズランを贈り、贈られた人は幸せになるといわれています。
普通は花の販売は許可制ですが、特別にこの日だけは、 フランス人であればだれでもスズランを販売していいとされていることから、
道路脇でスズランを販売する人をたくさん見かけるといいます。
スーパーのレジなどでも「ご自由にお取りください」と スズランのミニブーケが置いてあったりするそうです。
フランスの人たちにおけるスズランは、日本人にとってサクラのようなもの。
季節の象徴としての意味合いが強く、伝統的な文化として昔から男女問わず贈り合う。
そんな文化を日本でも取り入れて、1年の内、今だけ流通するスズランが売られています。

香水によく使われているように香りが良いスズラン!
花は小さいけれど、良く香ります。
バラ、ジャスミンと並んでスズランは香水の中では三大フローラルノートと呼ばれているそう。

スズランの飾り方としては、スズランだけを透明な花瓶にどさっと生けると、とても野性的な雰囲気で素敵。
花が葉より先に終わりますが、葉だけで残しておいていいですし、
別の花を買ってきて合わせてもいいかもしれません。
実は、ウェディングブーケにもよく使われます。
モナコのグレイス・ケリー公妃はスズランだけのブーケでしたし、 英国王室のケイト妃のウェディングブーケにも使われました。
これからウェディングに最適なシーズンを迎えますが、 デザイナーさんに頼んでウェディングブーケに入れてもらうのもいいかもしれません。
スズランの出荷期は4月をピークに2-5月です。ぜひご利用ください♪

来週のハナラボもおたのしみに♪

top