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【2343 DEPARTMENT】海老名で地域の美味しい素材と繋がりながら食すガレット

こんにちは!リポーターのゆきねぇこと、石井由紀子です!今日は、海老名駅 徒歩2〜3分、ビナガーデンズパーチ3階にある、地産地消のガレットやクレープを楽しめるお店、【2343 DEPARTMENT】に行ってきました。お話を伺ったのは、代表の日比野拓さんです。

グレーと黒を基調とした店内はスタイリッシュ。お店の建材や家具はリサイクル素材や再生可能な天然素材を使っています。

お店で使っている野菜は、海老名や厚木を中心とした農家の方が丹精込めて育てた、無農薬や低農薬もの。実は、店内でも朝取れ野菜を販売しています。農家の方が直接持ってきてくれるので、タイミングが合えば生産した方と、直接お話しをして作られた野菜の美味しい食べ方などを聞くことができることもあります。地産地消はもちろん、直接話を聞くことで、食べ物を大切にしようと言った気持ちもより強くなりそうだなと感じました!

いくつかの農家さんが野菜を持ってきてくださり、こちらで販売しています。自分の暮らしている近辺でも、いろいろな野菜が作られているなんて知らなかった、ということも多いかと思います。

お店の看板商品である、ガレット。蕎麦粉を使ったクレープのようなものですが、なぜお店でガレットを出すことになったのか?その理由も、地産地消と深く関係しています。

実は、厚木で養蜂をされている方が、蜂蜜を取るために蕎麦を栽培されていたそうです。養蜂家の方は、花は必要だけど実はあまり必要ではない。でも、育てた蕎麦の実を廃棄するのは勿体無いので、「有効活用できないか?」という相談を受けたそうです。蕎麦の実を美味しくいただけるようにするためにガレットのお店を開くことになったそうです。しかも、こちらで使用している蕎麦粉は、「蕎麦がら」を丸ごと粉にしているから、栄養価も高いうえに、ゴミも出ない。一石二鳥なメニューなのです。

イチオシメニューは、「椎茸とポルチーニクリームのガレット」
厚木産の肉厚椎茸と、旬の海老名産カブを使ったガレット。ポルチーニクリームソースに包み込まれた肉厚の椎茸は味がじんわり。カブもみずみずしい。それが、蕎麦粉の生地に優しく包まれていて幸せな味わいが広がります。

実は、この日は「カカオティー」も頂きました。こちらは、カカオを精製するときにゴミになってしまう、カカオの殻を使ったお茶。お湯に出すと、ほんのりとカカオの香りがしますが、甘くなくてスッキリ。カフェインレスのものですので、誰でも飲めるお茶です。

食品だけではなく、神奈川県で作られている工業製品などを日常使いできるものにして販売をしていたりと、地域のものや地域の人とのつながりができる、言わば広場のような役割をするお店でした、一つ一つにストーリーがあり、どれも興味深いものばかりでした。地元を知って、好きになったり、誰かに伝えたくなったり、そういったことが地域活性などにつながるのだろうな、と感じました。
お食事もとっても美味しく、居心地の良い空間ですので、ぜひ遊びに行ってみてください。