【飽くなき探究心】〈手打そば くりはら〉で"やってみたい"をカタチにする店主に出会いました!
リポーターの村山水生です!
今日は秦野市渋沢にやってきました!
小田急線 渋沢駅から歩くこと20分…
道路沿いに看板を発見!
整列した敷石に誘われ進んでいくと…
そこには風情ある建物が。
こちらが今日のSAVE&EATなお店、「手打そば くりはら」です。
お話をお伺いしたのは、栗原さんご夫妻。
▲右:店主の孝司さん / 女将の朋子さん
「手打そば くりはら」の魅力の1つは、先代から受け継いだ古民家。
お爺様とお婆様が実際に暮らしていたお家を、
可能な限り自然素材を使って栗原さんご自身の手で改装されました。
▲テーブル席と座卓
▲立派な柱や梁
▲囲炉裏
▲縁側
店内には、当時使用されていたものが形を変え、再利用されています。
ぜひ隅々までご覧ください!
▲再利用されているミシン台
▲お爺様が実際に使用されていた鍬の柄を再利用した手すり
お蕎麦屋さんとしての原点は、蕎麦打ちを始める前から挑戦されていたという蕎麦栽培。
現在もご自身の畑で収穫した蕎麦を粉にし、提供されています。
▲蕎麦畑での家族写真(ステキ…)
お蕎麦のこだわりは"十割・手打"
蕎麦本来の味を打ち立てで頂けます!
▲人気メニュー「麻ひしおそば」
▲ガラス窓から覗ける蕎麦打ち場
毎朝自作の石臼で弾く「手挽き」のお蕎麦も人気です。(数量限定なのでお早目に!)
弾力が強く、噛みしめるたびに鼻に抜けるお蕎麦の香りが心地よい…
蕎麦湯は栗原さん手作りの湯北(ゆとう)で。
▲蕎麦湯のお風呂に浸かっているデザイン(かわいい!)
そしてこれからの時期にぴったりなのが「翡翠そば」
▲今回はお蕎麦なしでご用意頂きました
翡翠色が美しい茄子をはじめとした夏野菜を、紫蘇と茗荷で爽やかさっぱりと!
見た目にも涼しい一品です。
また、"捨てない蕎麦屋"を合言葉に、
あらゆる場面で無駄のない取り組みをされている「手打そば くりはら」
お刺身、天ぷら、田楽と様々な味わいが楽しめる"自家製こんにゃく"は、
本来薬品を使用する凝固剤に"そば殻の灰"を使用しています。
▲刺身こんにゃく
▲山葵醬油で
廃棄されることが多いお醤油の搾りかすは、
秦野・やまやま農園さんで飼育されている羊さんの餌として活用。(大好物なんだとか!)
そして搾りかすで育った羊さんの糞は堆肥として使用され、
その土壌で採れたお野菜は再びお店に戻ってきます。
▲羊さんの土壌で採れたズッキーニは天ぷらに
"無駄なく活用"のバトンは繋がり続け、環境に優しい"循環"を生んでいます。
またお店で出た生ごみも堆肥にし、土へ還元。
これもまた環境に優しいサイクルです。
▲手作りのキエーロ(土の力で生ごみを分解する生ごみ処理器)
その他にも大量に出てしまう紙ゴミを削減するために、
天紙(天ぷら敷紙)を廃止し、木皿と網を使用。
お手洗いの手拭きには手ぬぐいのご用意も。
こうした環境への配慮は、お店にたくさん散りばめられています。
皆さんの"気づき"のきっかけになりますように。
▲縁側からの風景
「手打そば くりはら」でこだわり十割そばを堪能しながら、
栗原さんがカタチにされた"やってみたい"そして"環境へのやさしさ"をぜひ見つけてみてください( ◠‿◠ )
栗原さんご夫妻、たくさんのおもてなしをありがとうございました!
▲爽やかな水色のオリジナルTシャツも栗原さんのデザインです!
=おまけ=
食後デザートに、手作り柚餅子と試作中の甘酒もお出しくださいました…!(贅沢すぎる…)
この組み合わせ、最高です。
▲栗原さんが描かれたミドリマンボウと共に(まん防解除の祈りを込めて)