【日本文化とSDGs】日本料理店〈割烹 竹万〉は日本の文化・習慣を大切に思う若主人がいました!
リポーターの村山水生です!
今日は平塚市花水台にある「割烹 竹万」からリポート!
お話をお伺いしたのは、若主人の関口雄一さん。
TresenDJ植松哲平さんと同じ黄金のアラフォー世代!(笑)
普段からエフヨコを聞いてくださってるんです!(嬉しい!)
はじめ割烹という言葉に勝手に構えてどきどきしていたのですが、
関口さん、そして竹の温もりを感じるお店があたたかく出迎えてくださり
そんな緊張も一瞬で消え去りました。
▲竹細工や竹の水彩画など「竹」を楽しめる空間
▲風情ある中庭
一軒家の完全個室の料亭は全国でも珍しいのだそう。
お祝い事、接待など大切な方と特別な時間を過ごすのにぴったりです。
竹万では季節に合わせたおまかせの懐石料理を頂けます。
お食事から季節を感じられるところも日本の良いところですよね。
こだわりの食材は生産者のお顔がわかるもの、そして地元のもの中心に仕入れています。
安心安全です。
この時期の旬は、やっぱり筍!
ということで特別に、炊き立ての"筍ごはん"をご用意いただきました。
▲平塚市・二宮さんの朝堀筍を使用した筍ごはん
今シーズン初筍ごはんが贅沢すぎる…(誰に向けてかわかりませんがごめんなさい、そしてありがとうございます…!)
食感の楽しい筍、やさしいお出汁、つやつやのお米、木の芽の香り。
うふぁ。おいしい…
竹の箸で口に運ぶ、堪らなく幸せな瞬間でした。
竹万ではSDGs推進宣言のもと、
環境にやさしい持続可能な発展のために様々な取り組みをされています。
〈お弁当箱は環境に優しいものを使用〉
これまで使用していたプラスチックが比較的多く使われているお弁当箱は今年の3月に廃止し、
紙や植物由来のもので作られているお弁当箱を新たに用意。
▲新たに導入されたお弁当箱
こんなに素敵なお弁当箱があるんだ!と驚きました。
まるで和食の陶器のようなデザインが施されていて、目でも楽しめる和食の美しさを損なわないようになっています。
ただお料理を乾燥させないためのフィルムや、お醤油入れなどにプラスチックは使用しているため「100%脱プラスチック化とは言えないんです…」と関口さんは仰っていましたが、これまで使っていたお弁当箱と比較するとかなりの削減になっていることが分かるかと思います。
素晴らしいです…
▲今年3月に廃止したお弁当箱(仕切りのカップにプラスチックを使用)
〈食品ロスへの取り組み〉
竹万は完全予約制(当日予約は可能)なので、必要な量を必要な分だけ準備します。
そのためほとんどロスなしです。
それでも食べきれない場合はお持ち帰りも対応してくださいます。
〈器は「金継ぎ」で長く使う〉
陶器はどうしても割れてしまうもの。
ただ割れたら捨てるのではなく、直せるものは直し、長く使う。
関口さんの想いはこうして器にも表れています。
▲関口さん自らおこなう「金継ぎ」によって再利用されている器
※金継ぎ:欠けたり割れたりした器を、漆などを使って修復する伝統的な技法
関口さんは金継ぎの職人さんではありませんが、この腕前。
お客様にうちのもお願い!と頼まれたこともあるのだそう…!(スゴイっ)
〈NO箸NO紙おしぼり運動〉
コロナ禍においてお弁当の注文が増え、自宅であれば箸やおしぼりが不要な方もいるのでは?との気づきから、関口さんがはじめた「NO箸NO紙おしぼり運動」
使い捨ての「箸」と「紙おしぼり」が不要なお客様の売上から、お弁当1個につき10円を「フードバンクひらつか」に寄付しています。
"NOからはじまる小さな社会貢献"
きっと誰にでもできるはず!私も今この瞬間からはじめたいと思います。
日本文化を尊重する関口さんだからこその「気づき」で様々な取り組みが生まれています。
環境問題に対する熱い想いにただただ感服いたしました。
古き良き日本文化「もったいない精神」
大切にしていきたいです。
「割烹 竹万」は日本料理と文化を通じて環境について改めて考えるきっかけを与えてくれる場所でした。
今回のリポートで皆さんにも何か「気づき」が生まれていたら嬉しいです…!
関口さん、ありがとうございました!
最後のお見送りまでとても丁寧なおもてなしをしてくださった関口さん、
「割烹 竹万」をそのまま体現されている素敵な方でした。