
1曲目にお送りしたのは♪
アサガオ / ReeSya
☆ラジオ朗読劇場【吾輩は猫である】、【鼻】をお送りしますした。
【吾輩は猫である】
夏目漱石『吾輩は猫である』のパロディ…
初めて見た人間は、物理学者という人間中で一番実験というものが好きな種族であるそうだ。
この物理学者というのは時々我々を捕まえてこのような箱に入れる。
「箱の中には、吾輩の他に、放射性物質のラジウムが一定量と、
放射線検出器としてガイガーカウンターが一台、
青酸ガスの発生装置として青酸カリが入った瓶とハンマーが一台入っている。
箱の中のラジウムが放射線のアルファ粒子を出すと、これを検出器が感知して、
その先につかながったハンマーが動き青酸カリの入った瓶が割れ、
青酸ガスを吸った吾輩は死ぬ。
しかし、ラジウムからアルファ粒子が出なければ、
青酸ガスの発生装置は作動せず、吾輩は生き残る。
つまり箱の中の吾輩は死んでいるし、死んでいないのである。」
これすなわち、有名なシュレディンガーの猫の実験。
量子力学の世界では人間の観察があるまでモヤモヤとした雲のような状態が続くらしい、と。
これこそが、ミクロの世界で起きているパラドックス!
ということで、
2曲目にお送りしたのは♪
逆説(パラドックス) / ReeSya
【鼻】
禅智内供は激怒した。必ずかの邪智暴虐の代官を除かなければならぬと決意した。
禅智内供の鼻と言えば、池の尾で知らない者はない。
長さは五、六寸あって上唇の上から顎の下まで下がっている。
藩の税制度が変わり、
鼻の長い者にはその長さに対して年貢が課されることになったというから、大変だ。
鼻を短く切るための美容外科のもとへ。
治療代を檀家を回って用意してくる間に、とセリヌンティウスは連れてこられ、
二度と戻らない内供の代わりにニューハーフに生まれ変わり、
新宿2丁目のバーで働き、内供の治療費を形成外科に払った。
芥川龍之介『鼻』ではなく、太宰治『走れメロス』の登場人物が!
そして、
伊勢原のもうちゃん、たのぱた牛乳さん、寒川のヤンキー父ちゃん、南アルプス大好きさん、
メッセージをお送りいただいたリスナーの皆さま、ありがとうございました~(((o(*゚▽゚*)o)))
さあ、来週は夏休み特別企画としてハマシャリに素敵なゲストをお迎えしますよ~!
お楽しみに♪♪
一緒にレコーディングをしてから、もう3年経ちましたか!
ということで、
エンディング曲は♪
君とぼくのラジオ / あさと&ReeSya
それでは、また来週元気にお会いしましょう*\(^o^)/*