
今回のゲストはご出演最多を誇るギラ・ジルカさんでした。
昨年の暮れにメジャーデビューアルバム「50」(ユニバーサルミュージック合同会社¥3,300税込UPCY-7620)
を提げての出演のギラ・ジルカさんも参加して頂いた、「横浜の夜は眠らない」番組名物「クイズ横浜」おさらいです。
番組をお聴きになった方、聴いてないよ。というみなさんも御一緒にお考え下さい
横浜にまつわるトリビュートをお伝えしますね。
答えはこのコラムの最後
(これであなたも横浜通!!! 学校や会社や飲み会の席で語ってください)
今回のテーマはみなとみらいのドックヤードです。
FM横浜のこのスタジオのすぐ下に石造りの大きな溝のような広場があります。
これがドックヤードガーデンです。
ここは旧横浜船渠2号ドックというところで船を作ったり修理をする工場だったところなのです。
1864年イギリス人のロビンソンさんという人が横浜で造船所の計画を提案しました。
彼の提案は鉄製の浮きドックでした。
クイズ横浜第1問
ドックには大きく分けてドライドックと浮きドックと二つのスタイルがあります。
ドライドックは海岸線の陸の部分を掘って低くして、片方に堤防のような壁を作り、
堤防を開けると水が浸水して船が外に出られるという方式です。
さてもう一つの浮きドックとはどんなドックなのでしょうか?(※浮きドック:floating dock)
ヒント
考え方としては西洋式のお風呂のようなものですね
浮きドックの案は採用されずに、1889(明治22)年に横浜船渠という会社がつくられ、3基のドックがつくられました。
恒川柳作(つねかわりゅうさく)さんという人が1896(明治29)年につくったのが今みなとみらいに残っている第2号ドックです。
クイズ横浜第2問
この2号ドックは17,000個の石を積み上げたものです。
この石は日本で最高級のブランド石と言われる神奈川県の真鶴でとれる小松石と呼ばれる石です。
小松石は箱根の火山が溶解して海に注いでできた安山岩石と呼ばれる石ですがあるものに使う石としても
最高と言われています。
驚くほどの有名人がこれを使用していますが、さて何に利用しているのでしょうか?
ヒント
エジプトの王様はこれを高く高く積み上げたようです。
クイズ横浜第3問
横浜船渠では多くの人が働いていました。
「宮本武蔵」など多くの時代小説を書いた横浜出身の作家吉川英治さんは18歳の時、
年齢を偽って横浜ドックの船具工になりました。しかしドックで作業中船底に墜落、重傷を負ったことがあったそうです。
そんな体験をもとに「かんかん虫は唄う」という小説を書きました。
さてこのかんかん虫とは何のことでしょうか?
目も鼻も耳の穴も真っ黒になって働いていたと吉川英治さんは語っています。
ヒント
かんかん虫は虫ではありません、人間のことです。かんかん音を出していたのでしょうか?
第1問答え
「最初は水の中に沈めて、船の下に潜り込み、船ごと浮かび上がるものです。」
港に曳航したり、修理船をよこして作業したりするそうです。
第2問答え
「墓石」
源頼朝から始まり徳川家の将軍はほとんどこの石を使ってお墓を作ったそうです。
大正天皇、昭和天皇のお墓もこの石で作られています。
その後日本は造船王国になり、横浜船渠では数多くの船がつくられました。
氷川丸もここで作られました。
その後、船の時代から飛行機の時代に代わり、造船所は本牧に移設されこの地がみなとみらいとして生まれ変わりました。
第3問答え
「ハンマーで鉄の船体からでた錆をたたく作業員のことをかんかん虫と呼んでいた」
そうです。
以上クイズ横浜おさらいでした。
さてみなさんは何問お解りでしたでしょうか?
ギラ・ジルカさんの回は、radikoでお聴き頂けます♪
http://radiko.jp/#!/live/YFM
http://radiko.jp/#!/ts/YFM/20200204013000
This program is brought to you by CERTE.
月曜の深夜は『横浜の夜は眠らない』をお聴き逃しなく♪