横浜の夜は眠らない - Fm yokohama 84.7

滝ともはるの横浜の夜は眠らない2019年12月23日

今回のゲストは名曲「メリー・ジェーン」でお馴染みのつのだ☆ひろさんでした

滝ともはる、つのだ☆ひろさん米重優哉

お兄様は「うしろの百太郎」の漫画家つのだじろうさんということはどなたもご存知(?)ですが

清水健太郎さんの大ヒット曲「失恋レストラン」を作詞作曲したのがつのださんということは

あまり知られてないかも?ですが、その曲をセルフカバーして番組でも紹介していただいた

つのだ☆ひろさんも参加して頂いた、

「横浜の夜は眠らない」番組名物「クイズ横浜」おさらいです。

番組をお聴きになった方、聴いてないよ。というみなさんも御一緒にお考え下さい

横浜にまつわるトリビュートをお伝えしますね。

答えはこのコラムの最後

(これであなたも横浜通!!! 学校や会社や飲み会の席で語ってください)

今回のテーマは横浜の理容師

 

山下公園にザンギリ頭のモアイ像のような記念碑があるのを以前このクイズ横浜で紹介しました。

西洋理髪発祥之地記念碑

小倉虎吉という人が日本で初めて理容室を作ったのが横浜でした。

政府の「断髪令」に先がけ、明治2年(1869年)横浜に我が国初の「西洋理髪店」が開業され、欧米風「ザンギリ頭」は文明開化の一翼を担うこととなった。

そしてさらに本格的な西洋風理髪業を広めた人がいました。

1882年、上海で本格的な理容を勉強した渡辺秀吉さんはとても研究熱心な人でした。

そしてたちまち上海でも評判の腕前になりました。

その後日本に帰国した秀吉さん、横浜の新しい本格派ホテル、グランドホテルにある大場理髪店に就職しました。

クイズ横浜第1問

秀吉さんの理髪法はすぐに人気を得ました。

それまでの散髪は髪をカットして、洗面所に連れて行き、石鹸でごしごし頭を洗い、日本カミソリで

顔を剃りました。

秀吉さんはそれにちょっと工夫をしました。

日本でやっているものをちょっとおしゃれなものに変えたのです。

さて何を何に変えたのでしょうか?

ヒント

滝さんの子供のころは明治と同じだったのではないでしょうか?

もちろん今ではこれを使っているでしょう。

頭を洗う道具です。

グランドホテルはその後どんどん格式の高いホテルになりました。

客のほとんどはお金持ち外国人だったので支配人は理容師も外国人にしようと思い、

アメリカからプロを呼び、秀吉さんをクビにしようとしました。

困った秀吉さんはお客のある外国人に相談しました。

クイズ横浜第2問

相談されたアメリカ人は「欧米は民主主義の国だから○○○をして支配人に突きつけたらいいのでは」

というアドヴァイスをしてくれました。さてどんなアドヴァイスをしてくれたのでしょうか?

ヒント

支配人よりもっと上の人に相談するのは民主主義の方法ではないですね。

だったら誰の力にすがるのでしょうか?

でもそのアメリカ人はすでに2か月前に船に乗って横浜に到着していました。

申し訳なく思った秀吉さんは同僚の芝山さんという後にとても有名になるライバルと一緒に

そのアメリカ人から新しいフェイシャルマッサージ術をお金を出すので教えてほしいと頼み、

さらに彼が持参した道具類を高いお金で買い取ったそうです。

 

秀吉さんはオーナーの大場さんから娘と結婚して店を継いでほしいと言われ、

その条件として東京に店を出すこととして、その後大場理髪店を内幸町に開きました。

その後店は東京を代表する店に成長しました。

クイズ横浜第3問

そしてある日、ビックリする人の髪を切ってくれと頼まれました。

さて誰の髪を切ってくれと言われたのでしょうか?

ヒント

その時代の日本ではありえない話でした。

なぜなら当時の身分で言うと秀吉さんは平民だったからです。

第1問答え

「石鹸を自分で作ったシャンプーに変えた」

秀吉さんはその後、洗髪のためのお湯が出るシャワーを使うためにボイラー室を作ったり、

後ろに倒れる理容専用椅子を購入したり、西洋風のレザーで顔をそったり、

いち早く西洋の一番進んだ理容室を日本に持ち込みました。

第2問答え

「お客に一人一人に本当にアメリカ人の理容師が必要か聞けばいい。」とアドバイス。

実際に秀吉さんはお客に一人一人聞いたところ

ほぼ全員が秀吉さんがいてくれる方がいいと答えました。

さすがアメリカ人の支配人、それを聞き、「わかったと」言ってアメリカ人を断ったそうです。

第3問答え

「皇太子時代の昭和天皇」

大正天皇の侍従の方が常連さんになり、まずは大正天皇の理髪道具のメンテナンスを頼まれたそうです。

というのも当時は平民の人が天皇の体に直接触れることはありえないことでした。

天皇の散髪は侍従の方が天皇の髪を切っていたそうです。

最初に皇太子の髪を切ってから5年後に昭和天皇が即位。

その後も皇居に呼ばれて秀吉親子二代で天皇の髪を切ったそうです。

皇居で約1時間、天皇と二人きりで静かな時を過ごしたそうです。

天皇の髪は布に包んで侍従に渡し、たとえ髪の毛1本でも自分の服に残らないように細心の注意をしたそうです。

以上クイズ横浜おさらいでした。

さてみなさんは何問お解りでしたでしょうか?

実家が床屋さんのつのだ☆ひろさんの回は、radikoでお聴き頂けます♪
   ↓
http://radiko.jp/#!/ts/YFM/20190813013000

This program is brought to you by CERTE.
  
月曜の深夜は『横浜の夜は眠らない』をお聴き逃しなく♪

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