今回のゲストは早稲田大学第一文学部哲学科卒業で、なんと国内ジャズボーカルコンテスト

最多受賞記録保持者の山口葵さんでした

放送日の2日後の11月27日には横浜・モーションブルー横浜でコンサートを行う

山口葵さんも参加して頂いた、「横浜の夜は眠らない」番組名物「クイズ横浜」おさらいです。

番組をお聴きになった方、聴いてないよ。というみなさんも御一緒にお考え下さい

横浜にまつわるトリビュートをお伝えしますね。

答えはこのコラムの最後

（これであなたも横浜通!!! 学校や会社や飲み会の席で語ってください）

今回のテーマは岡倉天心（おかくらてんしん）

横浜の美しい煉瓦作りの建物、開港記念館、その塔は「ジャックの塔」として有名ですが、

その入り口の横に「岡倉天心誕生の地」という記念碑があるのに気づかれた人は多いと思います。

明治維新で西洋文化が大量に入って来た時期に、これはまずいこれでは日本の文化が死んでしまう。

と思って日本文化、特に日本の美術を世界にその素晴らしさを訴えた人です。

天心さんは1863年に横浜で生まれました。

お父さんは福井藩の侍だったのですが、藩の命令で福井藩の横浜の商館(商いをする商社のようなもの)、

つまり侍をやめて商人になれと命じられて横浜に来たのです。

横浜の英語塾で英語を学び、日本で最初のバイリンガルとまで言われるように英語をマスターしました。

息子の天心さんも勉強好きでした。そして出来たての東京大学の1期生に合格。

東大では美術史の専門家の有名なフェノロサ先生のもとで勉強しました。

フェノロサさんは日本画や浮世絵に興味を持ち世界に紹介した人としてとても有名な人です。

クイズ横浜第1問

天心さんは政治学専攻だったので卒論のテーマは勿論政治学。

しかし卒業論文は「美術論」でした。

天心さん最初はちゃんと政治論の論文を書いていたのですが、

家庭内ある事件が原因で急遽、美術論に変更したのです。

さて何があったのでしょうか？

ヒント

天心さん結婚は16歳の時に13歳の少女と結婚しました。

しかし奥様は強かったのでしょうか・・・？

話は戻りましてフェノロサさんと天心さんは明治時代に日本の美術界の為にたくさんのことをしました。

国宝、国の宝ですね。この制度を作ったのもこの二人です。

東京芸術大学を作ったのもこの二人です。

天心さんは初代の学長です。

ボストン美術館に日本美術部を作り部長にもなりました。

そのおかげでボストン美術館の浮世絵のコレクションは世界でも有名。

さらに美術館の庭には天心園という公園もあります。

 

クイズ横浜第2問

天心さんは日本文化を世界に紹介する為に本を書きました。

この本は同じ時期に出されて新渡戸稲造さんの「武士道」とならび

日本文化の神髄（しんずい）がかかれていると世界でも話題になりました。

さてなんという本でしょうか？

ヒント

○○の本というタイトルです。○○は日本を代表する飲み物の名前です。

お酒ではありませんよ

クイズ横浜第3問

天心さんの弟子には有名な日本画家がいっぱいいます。

横山大観さん

下山観山さん

菱田春草さん

など日本画を代表する巨人です。

その中でも有名な横山大観さんは日本の文化人に与える賞としては一番権威があるとされる賞の

第一回目の受賞者です。

さてなんという賞でしょうか

ヒント

文化的に高い賞です

第1問答え

「夫婦げんかで奥様が原稿を破り捨ててしまった」そうです。

もう間に合わないということで一番興味があった美術論を書いたところ、

でもそれが評価されて美術の道に進むようになったそうです。

ちなみに天心さん女性関係はいろいろとありまして、姪との間に子供を作ったり、

有名な男爵夫人との間にも子供を作ったりと大忙しだったようです。

第2問答え

「茶の本」

茶の本は天心さんがボストンにいるときに英語で書きました。

有名なアメリカのペンギンブックスという文庫本にもなってアメリカの知識人の間では

広く読まれたそうです。

第3問答え

「文化勲章」

昭和3７年に作られた文化勲章の第1回目の受賞者です。

他には科学者の長岡半太郎さんとか作家の幸田露伴さんが受賞しました。

 

以上クイズ横浜おさらいでした。

今回は偉人の写真がいっぱいです。

さてみなさんは何問お解りでしたでしょうか?

山口葵さんの回は、radikoでお聴き頂けます♪
　　　↓
http://radiko.jp/#!/ts/YFM/20190813013000

This program is brought to you by CERTE.
　　
月曜の深夜は『横浜の夜は眠らない』をお聴き逃しなく♪