
今回のゲストは都内、横浜のライブハウスを中心にR&B、ソウルを独自のスタイルで展開されてるソウルシンガーの
KeiAiさんでした。
セルフプロデュースで華やかに演出したパフォーマンスが評判で、どこのライブハウスも超満杯のお客様
パラダイスカフェでも毎回大盛況のライブで楽しませて頂く、KeiAiさんも参加して頂いた
「横浜の夜は眠らない」番組名物「クイズ横浜」おさらいです。
番組をお聴きになった方、聴いてないよ。というみなさんも御一緒にお考え下さい
横浜にまつわるトリビュートをお伝えしますね。
答えはこのコラムの最後
(これであなたも横浜通!!! 学校や会社や飲み会の席で語ってください)
今回のクイズのテーマは人権を守った神奈川知事「大江卓」
明治5年(1872年)、横浜港に停泊中のペルー船籍のマリア・ルス号から一人の中国人が海に飛び込み、
隣りに停泊中のイギリス軍艦アイアン・デューク号に救助を求めました。
彼の乗っている船にはマカオからペルーに騙されて売られる中国人が乗せられていたのです。
人道的見地から善処を求めるとイギリス領事から求められた神奈川県の権令(知事代行)大江卓(おおえたく)は
治外法権を盾に救助に反対する明治政府を押し切って船長を法廷に出廷するように命じました。
クイズ横浜第1問
外国船の中は治外法権だから日本は手が出せないとする専門家が多い中、何とかして中国人を助けたいと思った大江さん、
船長たちが行ったある行為を目につけて「中国人への侮辱行為」として強引に起訴したのです。
さてどんな行為に目をつけたのでしょうか?
ヒント
人間の体の一部に対する侮辱行為なのですが、人間は時代によってその部分を実にいろいろな形にしますね。
最近の日本では色を変えたりしていますが、お相撲さんなんかもこれを切られたら侮辱行為だと思いますよね。
日本政府は曖昧(あいまい)な態度を取るようにと要請しましたが大江さんはがんとして中央政権を無視しました。
最終的には妥協策として「中国人を横浜に残せばペルー船は出国してもよい」との判決を下しました。
このおかげで軟禁状態の中国人は解放されて無事中国に帰国することができ、
中国政府の清からも大江さんに感謝状が贈られ国際的な評判も上がる結果になりました。
クイズ横浜第2問
裁判の途中でペルーは日本でも奴隷的な扱いをされている人たちがいる、と日本を非難したそうです。
国際的に注目をされていた事件だけに、結果的にその後この人たちは解放されるのですが、
ペルーの人たちは何にクレームをつけたのでしょうか?
ヒント
どこの国にもあった制度なのですが、無理やり売られてきた人も多く、
時代劇などでよく悲しい話として取り上げられますね。
大江卓さんは、西郷隆盛に共感して兵をあげて逮捕された後に釈放され、その後衆議院議員になって活躍します。
そして明治25年(1892年)初代の東京株式取引所の頭取になりました。
クイズ横浜第3問
横浜の発展に大きな功績があった大江卓の名前は横浜のあるところに名前が残されています。
さて何に彼の名前が残されているのでしょうか?
ヒント
彼が知事時代に今の桜木町駅に横浜駅が作られ、周辺の道路が整備されて行きます。
大江なんとかはパラダイスカフェのある関内にあります。
第1問答え
当時の中国は清(しん)という国で、頭髪は辮髪(べんぱつ)といって頭のてっぺんだけ髪を長く伸ばして
まわりをそるという今から見るとちょっと変わった形をしていました。
大江さんはこれを無理やりに切ったことに目をつけて「民族への侮辱行為」として告訴しました。
第2問答え
「日本も芸娼妓というものがあり、これも奴隷ではないのか」と
この事件後に芸娼妓(げいしょうぎ)解放令が出ました。
芸娼妓とは遊女のことですね。
お金で売られてきた遊女たちの開放が命じられました。
でも多くの遊女たちは結局は仕事がなく、元の職場に戻ってきたそうです。
第3問答え
「大江橋」
初代の橋は木製の橋で明治3年(1870年)に出来ました。
以上クイズ横浜おさらいでした。
さて、さてみなさんは何問お解りでしたでしょうか?
KeiAiさんの回は、今からでもradikoでお聴き頂けます♪
↓
http://radiko.jp/#!/ts/YFM/20190319013000
This program is brought to you by CERTE.
月曜の深夜は『横浜の夜は眠らない』をお聴き逃しなく♪