今回のゲストは、葛城ユキさんでした。
ここ3ヶ月で30本以上のコンサートを精力的にこなす葛城ユキさんにも参加していて頂いた番組名物「クイズ横浜」
おさらいです。
番組をお聴きになった方、聴いてないよというみなさんも御一緒にお考え下さい
答えはこのコラムの最後
(これであなたも横浜通)
居留地の外国人が増えてくると狭い地域に閉じ込められている外国人たちにはいろいろな娯楽が必要になってきました。
アマチュア劇団員たちは成功したオランダ人の商人ヘフトさんのところに劇場建設の資金援助の相談に行き、
明治3年本町通り68番地に石造りの劇場を完成しました、そしてこの劇場に「ゲーテ座」という名前を付けました。
このゲーテという名前、普通はドイツの文豪ゲーテと思いますが、実はこれは英語で楽しいという意味の
「ゲイェティ」、当時ロンドンにあった有名な「ゲイェティ座」にちなんで命名したものでした。
クイズ横浜第1問
このゲーテ座で最初に演じられた演目の正式な記録はないのですが、東洋の神秘を描いた冒険物語が
演じられたのではないかとされています
さてなんという演目だったでしょうか?
ヒント
砂漠の国の青年が不思議なものに乗って空を飛びます。
演劇は居留者の間では人気を呼び、さらにもう少し大きい劇場の建設が望まれてきました。
明治18年、山手の港の見える丘公園近くに、フランス人の建築家サルダの設計で新劇場が出来上がり、
パブリックシアターと名付けられました。
新劇場の収容人員は350人。本格的な劇場の誕生です。
クイズ横浜第2問
これが海外に詳しい日本人の間でも評判になりました。
伊藤博文などの政治家や芥川龍之介のような作家や滝廉太郎のような音楽家などがこぞって横浜参りを始めました。
とはいえ彼らが英語を理解したわけではなく、あるものに魅了されていたようです
さて大芸術家たちは何を目当てに行ったのでしょうか?
ヒント
たぶん明治の元勲、文豪も滝さんも同じだったと思います。
実は最初の劇場ゲーテ座は火事で焼けてしまいました。その後山手のパブリックシアターがゲーテ座と
名前を変えてその存在感を増していきます。
新しいゲーテ座はオーケストラ・ピットまで備えた本格的なもので、目的に応じていろいろなイベントができるように
工夫されていました。一階は舞台背後には俳優の休憩室が作られオープンスペースがたくさん見受けられました。
クイズ横浜第3問
さて居留民のために作られたこの劇場、1階のスぺ―スを広げるのはある目的のイベントをするためでした。
さて何をしたのでしょうか?
ヒント
社交界デビューといえばヨーロッパではこれですね
第1問答え
「アラディン」つまりアラジンでした。
イギリス軍の軍楽隊が劇中などで演奏をして、画期的な芝居だったそうです。
第2問答え
「女優の美しさ」
エキゾチックな香水、肩を露出した女性のドレス・・・
彼らの感想は女優の美しさをたたえるものが多く、高名な作家の和辻哲郎などは「三日三晩夢に出てくるだろう」
と書き記しました。
第3問答え
「舞踏会」
床には工夫がこらしてって地下室のねじボルトの操作により、床はステージと同じ高さに持ち上げられ、
きわめて短時間の中に、舞踏会の会場に変えることが出来たそうです。
しかしこのゲーテ座も大正12年関東大震災で崩壊してしまいました。
しかし昭和58年に同じ場所に岩崎学園が岩崎ミュージアムとしてゲーテ座を再建し、
現在は服飾資料を中心とした博物館になっていますがホールでクラシックを中心にしたコンサートなども開かれています.
以上クイズ横浜おさらいでした。
さて、さてみなさんは何問お解りでしたでしょうか?
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