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オリジナルブランドmaterial michemonデザイナー「タナカミチエさん」

今回は、グラフィックデザイナー/イラストレーター/クリエイティブディレクターで、オリジナルブランドmaterial michemon(マテリアル ミチェモン)デザイナーのタナカミチエさんにお越し頂きました。

絵本より図鑑を好んで見ていたという幼少期。とにかく形や色が好きだったというタナカミチエさん。
「色々な形にトキメキ、沢山の色を見ているだけで癒されていました。次第に自分でも絵を描くようになるのですが、その色を見て、『なんだか元気になる』『明るい気持ちになる』と言ってもらえたことが嬉しくて、自分も楽しくて人の役にも立つ、そんな仕事がしたいなとデザイナーを目指すようになりました」

これまでのお仕事では、オリエンタルランドのディズニー商品のデザインも手掛けられている。
「ステーショナリー会社員時代に担当になったのが、ディズニーリゾートの商品で、季節ごとにリリースされるアートを使って、ステーショナリーの企画とデザイン、又、素材や仕様、コストについても考えながら進行し、とても刺激的で楽しかったです」
最新トレンドを意識したものや、キラキラなどの特殊加工も多く、技術とデザインと価格とのバランスとの戦いも経験されたという。

2011年の独立より、メーカーの商品づくりに携わるとともに、オリジナルブランド【material michemon】も展開し、各社からコラボ作品も販売されている。
代表作である、PAGEMの手帳カバーのデザインは10年に及ぶそう。
その他、幼稚園バスのデザイン、子供用のファブリックやハンカチ、うきわ、スーツケース、ランチシリーズ、ポップアップテントなどの商品も手掛けていらっしゃる。

タナカミチエさんがお仕事の上で心掛けていらっしゃることは、楽しく打ち合わせをすること。
「お仕事をする方と、何でも言い合えるような関係性を築くことでもありますし、色々話し合えるということはより良い仕事ができると思うからです」
又、制作面に関しては、「大衆的な商品をつくる場合には、常に客観性を大事にしながら良いものをつくりたいと思っていますが、自分が良いと思うものがエゴを押し付けることになっていないかということは、いつも慎重に、自問自答しながらつくるようにしています」

新たに立ち上げた《神話と伝説》シリーズ。
日本の47都道府県に伝わる神話や各地域で親しまれてきた郷土玩具や縁起物などから選んだモチーフを独自の解釈とアレンジを加え、描かれたものとなっています。
「それぞれのモチーフには古くから伝わる祈りや願いやメッセージなど、様々な意味が込められていて、一つ一つ調べて、私自身も学びながらつくっているので楽しく、やりがいがあります。又テーマも、今日本人が忘れていたり、私たちの祖先が大事にしていた想いに繋がってくる所もあって、DNAと言いますか、脈々と繋がってきていると感じる。大事にしたいものがここにあるのではないかと探りながら、大切につくっているシリーズです」


製品は、ガラス小物としてマグネット、根付、アンブレラチャーム、ピンズの他、今治タオルハンカチもあります。


左/みみずく_埼玉県 ”魔除け・厄除け”(天然痘除けや魔除の縁起物として作られていた。みみずくは病気を治す力があると信じられている)
中央/農鳥_山梨県 ”吉兆・始まりを後押し”(春に現れる吉兆。富士山の残り雪が、鳥のように見える現象で、農作業開始の合図とされ、事の始まりを後押ししてくれる幸運の印)
右/鹿猿_広島県 ”共存共栄” (鹿が宮島に泳いで渡って来る際に、背中に猿が乗って一緒にやってきたという言い伝えから、共存共栄の縁起物として親しまれている)
毎日使える縁起物です!!

詳しくは、タナカミチエさんのホームページをご覧ください。

●来年2023年2/15~17「東京インターナショナル・ギフト・ショー春2023」アート&グラフィック・デザインフェア(東京ビッグサイト)出展予定!!


◆なでしこの素◆
《神話と伝説》シリーズは、タナカミチエさんが初めて自分で制作、販売をしてきたものでもあります♡ラインナップはご覧の通り。是非、チェックなさってみて下さい!!

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