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社会福祉法人コスモス福祉会 大曽根コスモス保育園 副園長「山本華恵さん」

今回は、社会福祉法人コスモス福祉会 大曽根コスモス保育園 副園長の山本華恵さんにお越し頂きました。

社会福祉法人コスモス福祉会が運営するコスモス保育園は、横浜市に2園あります。(大曽根/港北)
「国際的感覚を第一に教育に取り入れており、生きる力を見出し、自分の想いを自分で発信できる、強く逞しく、心豊かな子ども達を国際的な未来の社会に羽ばたかせていこうと取り組んでいます」

子ども達に早い時期から”本物の経験”をしてもらいたいと、外部インストラクターによるイングリッシュ・ダンス・ヴァイオリンの特別クラスがあったり、保育園としては珍しい園バスの導入により、四季折々を感じながら自然いっぱいの公園でのびのび遊べる課外活動も積極的に行われている。

又、山本さんが勤務されている大曽根コスモス保育園は、横浜市立大曽根小学校の中に保育所があり、今年から《幼保小連携》(幼稚園・保育園と小学校のつながりを深め、子ども達の生活や学びの基盤を支える取り組み)のモデル園として、大曽根小学校との交流も頻繁に行われているという。
「先月は小学校をお借りして運動会を行ったのですが、小学校の先生もいらして一生懸命応援して下さったりと盛大な開催になりました」

様々な特徴的な活動をされているコスモス保育園。
山本さんの副園長としてのお仕事は、主に園長先生のサポートとして、園の運営・人事・労務等の統括を担い、又、公認心理士でもあることから、発達障がいのお子さんの支援や保育士さんの働きやすい職場環境を整えるべく、心理的な面のサポートも行われています。

特に注力されている点として、子ども達を大切にすることはもちろん、働く保育士もとても大切にしていること。
従事者がクリーンな気持ちでいなければ、子ども達の明るい笑顔は見られない。子ども達はとても純粋で、大人のことをよく見ていると山本さん。
「今の大人は、私も含めてなのですが、自己肯定感が低い人が多いのかなと個人的に思っていて、自分で自分を認める、自分で自分を褒めることを多くしていかないと、自身がハッピーでなければ相手のことも幸せにできないのではと考えます」
水滴が落ちるように、大人が綺麗で澄んだ水の状態であれば、それがそのまま子どもへ伝わり、それによって生き生きとした人間形成に繋がるのではないか。しかし、大人同士のいざこざがあったりすると(濁った水の状態)それもそのまま子ども達に伝わってしまう。すると、情緒の乱れや喧嘩が多くなるということがあるのだそう。
「子どもの人間形成に近くにいる大人の存在が重要であるからこそ、しっかりと自分自身が自信を持って保育を行うことができる取り組みをしています」
又、職員同士や保護者との関わりという、人間関係には様々な場面がありますが、言動や対応力について助言することも多いという。「意見がぶつかったり、嫌な思いをしても、それによって新たな発見になった!であるとか、最後にはハッピーな結論になるよう、”物事の解釈を前向きに捉えてほしい”ということはよく話します」
あらゆる職種や現場でも必要不可欠なことではないかなと感じました。
丁寧な傾聴と共に、心のサポートにあたってくれる副園長の存在は大きいですね。

最後に、山本さんの目標・展望とは。
「社会福祉事業は、とても地味な業種として扱われてしまう所もありますが、本当は医療と同じ位、人が生きていく上で必要とされる職業ですし、AIには代われない職種と言われています。高齢化率は上がり、高齢者福祉の重要性は増すばかりですが、児童福祉施設は衰退するだろうと言われていて、10年後には保育士が溢れる、資格プラスアルファが必要になるという状況が予想されます」
「私としては、そんな日本の未来についてメディアなどを通じて発言していきたい!!というのと同時に、次の担い手である若者に対して、短大や大学などで福祉事業の素晴らしさを伝えていきたいと考えております」

コスモス保育園では、育児支援事業や園庭の解放など、地域の方々と交流するイベントも開催されています。
又、オムツ替えができるベビーステーションも設置されています。
「どうぞいつでも気軽にお越しください!!いらした際に、体重や身長測定をしてほしいなどというご相談にもお応えしております」

社会福祉法人コスモス福祉会ホームページ
大曽根コスモス保育園インスタグラム(キラキラの笑顔がいっぱい!!)


◆なでしこの素◆
副園長先生の持ち物とは??
ピンク色が好きという山本さん♡
メモ帳にはミーティング内容や日々のことを書き込み。

常に身に着けているという必需品のスマートフォン。
ハートの部分はぷにぷに感触で、子ども達もお気に入りだそう!!

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