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佐藤農園 野彩家「佐藤愛美さん」

今回は、佐藤農園【野彩家(やさいや)】の佐藤愛美(まみ)さんにお越しいただきました。

佐藤さんのご実家である佐藤農園は、十日市場町で先祖代々長~い歴史があると言われている農家さんです。

そんな農家に生まれた佐藤さんですが、「自分が農業をやるとは思っていなかった」と。
実家を継ぐという意識は無かったそうで、大学時代は、心理学や環境、園芸と、いわゆる”野菜”とは関係なく幅広い勉強をなさり、卒業後は金融機関に勤務されます。

お勤めになって3年後の2014年に、転職し佐藤農園に就農されますが、その経緯とは。
「代々農業をしてきた場所であり、父の代で終わらせてしまうのは勿体ないと思うようになっていき、実家を手伝い始めたのがきっかけです」
就農にあたっては、神奈川農業アカデミーで1年間みっちり学ばれます。
「小さい頃から農業の手伝いはしてこなかったので、初めて知ることが沢山ありまして、鍬や鎌の使い方もそこで初めて学びましたが、それが今、実践で役に立っています」

農業に対しては、マイナスなイメージが強かったという佐藤さん。
「若い人が少ない、力仕事でもあるので自分がどこまでできるか不安な所もありましたが、でも実際携わってみた時に、できることから始めて行ったということ。できないことは皆と一緒にやればいいという意識でスタートしていった所、できることがどんどん増えていくと同時に、私の中のイメージも徐々にプラスにシフトされていきました」

役割は、栽培に関してはお父様。調整や直売所を愛美さんが担当されている。

年間で約80~100種類の野菜を栽培。なるべく化学肥料や農薬を使わずに、環境に配慮した農業をなさっている佐藤農園。そして、その年によって作る野菜も変わるとのこと。
「毎年、この野菜を作ろうという計画表を自分の中でも作っていまして、『去年はここがダメだった…』という反省を踏まえて、翌年の作付けについて考えています」
ご自身で作られた《種まきノート》に、いつの時期にどんな種を蒔いたか、発芽率の良し悪し、その種が成長していき自分で納得いくものができたか、ということを記録されているという。
自然との対話や収穫された後についても反省と研究が繰り返され、美味しい野菜が出来上がるのですね!
ちなみに、約6種類のお米も作られています。この時期は、稲刈り~10月中旬には全種類が収穫され、新米の販売となるそうです。もうすぐですね!

佐藤農園【野彩家(やさいや)】は、直売所の野菜をカラフルにという想いが込められ、元々はお父様が作られた場所でした。「野菜の彩りを見て元気になって、食べた時に味わえる、一度で二度楽しんでいただきたいと思っています」

そして、オシャレな直売所だという評判も!
「昔農家で使っていた農機具を、父が直売所に飾っていたんですが、そこに麻の布を敷いてみたり、英字新聞を置いてみたりアレンジしまして、色々な方に、若い世代でも入って来られるようにと、ちょっとずつディスプレイしていきました」
男性の方や若い子育て世代のお客様も増え、老若男女が来る直売所になっているそうです。

「直売所で販売していることもあって、私の中では”食卓に彩りを”をテーマに、日本の野菜はもちろん、カラフル野菜も栽培する様に心掛けています」と佐藤さん。
「一つの野菜を作るにしてもサラダで食べることができ、加工用としても使えるといった様に、種類多く旬の野菜を、お客様が料理によって選べるよう栽培工夫しています」
この様なこだわりの部分を直接お話できるのも、直売所での対面販売の良さだと仰います。

今後の目標としては、現状維持できる所は維持し、地域の方々から必要としてもらえる農家になりたいとのこと。又、農業を通したコラボレーションやイベントの開催など、新たなチャレンジもしていきたい!!と、さらなる展開も楽しみにしております。

佐藤農園【野彩家】は、JR横浜線 十日市場駅から徒歩3分
営業は、火・水・金・土曜日の13:00~17:00です。
Facebookページで最新情報をご確認ください。

十日市場の酒屋さんとコラボレーションしたクラフトビール”農×Beer”【のびーる】も是非チェックを!


◆なでしこの素◆
佐藤さんの必需品やいつも携帯されているものとは♡

スケジュール帳は手書き派!
ポストイットが大好きで、何種類も常備!
お洒落な瓶のお気に入りの香りも!

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