ファンケル ヨコハマなでしこ - Fm yokohama 84.7

ソーイング防災士「石川澄江さん」

今回は、ソーイング防災士の石川澄江さんにお越し頂きました。

早速ですが、ソーイング防災士とは!?
「私が歩んできた人生の中で、ソーイングも防災士も捨てられなくて、くっつけてしまいました!」

元々はアパレルでパタンナーのお仕事をなさっていた石川さん。その経験を活かして、ハンドメイドを通じた様々な地域活動を行っていらっしゃいました。
「一旦パタンナーを離れた時に専業主婦になったのですが、子どもの入園グッズをつくるサークルの立ち上げからはじまり、様々な活動を行っていきました」

又、ソーイングの活動の傍ら、「それだけでは事足りなくなった」と、業種を超えたお母さんたちのグループ代表も行います。
「地域の中には、様々な資格をお持ちのお母さんたちが大勢眠っているという部分で、他己紹介的なグループです」「自分の事を凄いでしょ!と言うのはなかなか難しいですが、『あの人のフラワーアレンジメント凄いよ!』『食育教えてくれる人いるよ!』といった、異業種のお母さんたちが集まるグループをつくりました」

様々な活動やグループをつくってこられた石川さんですが、基本は自分が楽しく、地域で繋がっていくことがテーマと言う。

そして、2019年に防災士の資格を取得。
「きっかけとしては、3.11です。地震発生時は、子育て支援拠点という場所でソーイングの先生をしていました。そこで、センターの方が『ダンゴ虫のポーズになりなさい!!!』などと言っている姿を見て、私は何も備えていなかったと思った事と、当時2歳だった息子をとにかく守らなければ!という想い。そういった場に居合わせたのが、防災を学びたいと思った出来事でした」「また生まれ育った所が、三浦半島の先端なのですが、おばあちゃん・おじいちゃんから、『ここは津波が来るんだよ』『関東大震災みたいのがいつ来るか分からないからね』という事をよく聞かされていたという事があります」

防災士としての活動は。
「防災士については、防災をちょっとだけ深堀している人という資格だと、私は思っています。ですから、”皆さんが知らないような事を少し教えてあげることができる人”という位置づけで、母代表として、こんな事・あんな事、一緒にやろうよ!と伝えていく事ができる立場かなと思います」

横浜にあるNPO法人団体の活動で、公園での炊き出しイベントや風呂敷などを使った防災ワークショップの開催。自治体、町内会に於いて、首都直下地震に備えるというテーマでの講演など、防災士としての取組みを拡げていらっしゃる。

~8月には、防災ママカフェ&交流会を開催された~


主宰イベント【ソナYell(エール)ラボ】とは。
「防災というテーマを出すと、引いてしまう方も多いです。それをもっと気軽に話せる場をつくりたいという事から、<備える>と<yell(応援)>を掛け合わせた言葉で、いつでも何か気になった事があれば話ができますよ!という事を伝えていきたいと思っています」
こちらでは、一緒にハザードマップを見てみたり、非常食(になり得る日常的な缶詰やレトルト食品、アルファ化米など)を食べてみるという事も行われている。
非常食に対しては、まず試して欲しいと石川さん。「自分の口に合うかどうか、家族の口にはどうか、知っておく事が大事だと思っています」
これについては、自然災害だけではなく、未だコロナ禍にありますが、突然の自宅待機になるといった状況にも、ローリングストックの様に備えておくことは大切だと言えますね。
「普通のスーパーのものでいいのです。そんなに難しく考えずに、賞味期限を気にしながら買ってみる。それを食べながら、ストックしていくということです」

石川さんがソーイング防災士として一番伝えたい事は、”備えるを日常にする”という気持ちを持ってもらいたい。
「どうやったら未来に繋がる命を守れるか。自分が今何をすべきか。そのための”備える気持ち”の部分を発信したいと思っています。世の中には沢山のハウツー本もありますが、そういったものを持っているだけで満足していませんか?そこからのもう一歩の部分を一緒にやっていきましょう」

そして、モットーは下から目線。
「私は、まずは主婦である。そこから始まった防災の活動です。何か災害を勉強して、地学を勉強して、そういうのではないので、あくまでも一緒にやりましょう!私もできていないけれど、仲間がいれば一緒にできるよ!という部分での下から目線で取り組んでおります」

石川さんの活動については、ホームページをご覧ください。
【ソナYellラボ】の詳細やお申込みは、LINE公式アカウントからできます。「公式LINEでは、”備えるを日常にする”ヒントをうるさくない程度に発信しています♪是非ご登録ください」

オリジナル商品の開発も!!
《ハンケチブクロ》コンビニなどでお弁当がサッと入れられるマチになる縫い目が特徴のハンカチです。

「アイデアはふろしきです。ふろしきを小さくするとハンカチになる。又、お弁当包みのバンダナやランチクロスを何か便利にできないか。と思っていた頃、レジ袋が有料化になったり、コロナ禍でハンカチが必需品となった所から、ハンカチとレジ袋を掛け合わせた商品となります」
現在、横浜女性起業家コレクション2022に参加されており、SDGsハンカチとして、オンライン展示会に出展されています。是非チェックしてみてください!!

◆なでしこの素◆

ソーイング防災士の石川さんがいつも携帯されている
災害用のグッズを見せていただきました!!

・風呂敷・エマージェンシーシート・トイレ袋・ソーラー式ライト・モバイルバッテリー・ホイッスル・ツールナイフ・除菌スプレー・薬・飴・文房具など
風呂敷は、エコバッグになったりストールにもできたり(保温)、抱っこ紐の代わりにもなるそう(ペットを抱えて避難も)。一枚あると便利なものです。
非常に参考になりました!!

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