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NPO法人森ノオト「齋藤由美子さん」

今回は、NPO法人森ノオトの齋藤由美子さんにお越し頂きました。

NPO法人森ノオトは、地域やエコ情報などを発信しているWEBメディアです。

齋藤さんは、元アナウンサーで、現在もナレーターとしてご活躍でいらっしゃいますが、森ノオトではライターの顔も。
「元々、仕事ばっかりしていた中で、急に子どもが出来て子育てするようになって、横浜の青葉区に引っ越してきました。そこで、自分の暮らしのこと(公園や区役所など)が全然分からず、地域のことが見えていなかったなと気付いたのですが、そこで色々調べる中でどの角度から行っても<森ノオト>に当たったのです」
森ノオトで書かれた自主保育の記事をきっかけに、お子さんと自主保育に通われた齋藤さん。森ノオトの様々な記事も読むようになる中で、ライター養成講座に飛び込んだことが今に繋がるそうです。

森ノオトは、自分の興味があることを自分の目線で語れるWEBメディアだと思う、と齋藤さん。
「私は大きな所のマスメディアにいましたが、その時には、”何故今、あなたがこれを伝えるの”とか、”これは伝えるべき情報なのか”ということを色々なレイヤーがかかって、なかなか表現ができない、取材する所まで辿り着けないということも多かったのですが、森ノオトはライターの興味に対して距離が近い。養成講座を受けた素人のライターさんが書いていますが、ライターの書いたものをきちんと構成をして、ちゃんとWEBメディアに掲載できる形にしている。とても丁寧に情報発信をしている所に共感しました」

現在、森ノオトの取組みのひとつである”ものづくり”アップサイクル工房【AppliQue(アプリケ)】のディレクションも担当されている齋藤さん。
「お家で眠っているような布を寄付していただき、集まった端切れを組み合わせて商品をつくり販売してきました。はじめは、シーツや古着の想定だったのですが、実際に届いたものが一度も開けていないのではないかというような綺麗な布であったり、ほんの少しだけつかったほぼ未使用の布や、まだまだ使える手芸用品が沢山届いてきたのです」その一部を組み合わせて商品がつくられているので、使わない部分がどんどん増えていく。活動が知られていくほどに集まる膨大な布、これをなんとか活用したい!と、2年前から行われているのがリサイクルファブリックマーケット《めぐる布市》です。

布や手芸用品を新たな使い手に繋ぐ、期間限定の手芸店。月に7日間、一日3回の定期開催となっています。
「全国から届いた布はもう一度整え直して、値段をつけ、綺麗な状態で並べています。パッと見は手芸屋さんなのですが、蚤の市みたいな感じです♪」色々雑多にあり、布も本当に様々なものがあるのだそう。いつ来ても同じものがある、ということはまず無い!開催中にも新たに届いたものが追加されるということで、昨日は無かったものに出会えることも。宝探しのようでワクワクします。
「年代も色々ですが、古い布など特に面白いです。プリント布とは違う、どこでも手に入りそうなものではなく、『これは今販売していないよね』『こういうの昔おばあちゃんが着ていたよね』というものがあって、とにかく楽しんで見ていらっしゃる方が多いです。大人の女性が少女に戻るというか、”きゃっきゃっ”されていて、1時間半で区切っているのですが、『ずっと居てしまいそうだから、時間を決めてくれてありがとう」と仰る方もいる位です」

又、送り主の気持ちも乗せられて。
「布を見ていると、皆さん、自分が気に入って買った布を送って下さっているんですね。送料をもっていただいていますので、送るにも料金がかかる訳ですが、それでも送りたい、誰かに使って欲しいという想い。とても丁寧に、判る範囲で素材を書いて下さる方もいますし、大事にされてきた布だなというのが、段ボール越しに分かります」

《めぐる布市》は、事前予約制です。
来月は10/11~18日の開催で、お申込み受付は10/1(土)から。(毎月1日から当月の予約開始です)
詳しくは、ホームページを。最新情報は、めぐる布市のインスタグラムでご覧いただけます。

最終日はオンライン布市!!
めぐる布市は、横浜市の青葉区鴨志田町で行われていますが、地方にお住まいで行けないという方や、予約ができなかったという方もめぐる布市に参加できます!(インスタライブで最終日の12:00から1時間開催)
「毎回、競り市のようになるんです!お客様もスタッフも皆、布が好きな人たちばかりですから、携帯の画面越しにもの凄い熱意や熱量になります。そのお客様とのやりとりや時間が本当に楽しいです」「布が好きなんだな~という人たちが大勢いらして嬉しくなりますし、普段、手芸屋さんに買いに行かれる時は、欲しいものがあって買いに行くと思いますが、めぐる布市は行ってみて何があるか分からないし、欲しいものがあるかどうかも分からないけれど、思いがけないものを見つけることができたりする訳です。長さが足りないことがあっても、他の布と合わせてつくってみようといったアイデアが生まれたり、アウトレットなので試してみたい、挑戦してみようかなと思ってもらえる場所にもなっています」
齋藤さん自身も、1ヶ月に1回お客様の熱気を見ると、つくりたいモードが保たれるんだそうです♪

●10/15(土)刺し子ワークショップ(刺し子作家あさぎやさん)
お申し込みフォームなどこちらから。

森ノオト ホームページ


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