ファンケル ヨコハマなでしこ - Fm yokohama 84.7

創作料理店 海んちょ 女将「藤田奈美さん」

今回は、日吉で創作料理店【海んちょ】を営んでいらっしゃる、女将の藤田奈美さんにお越しいただきました。

まもなく開店から30年を迎えるという【海んちょ】
「もともとの言い出しっぺは主人で、大学在学中から、将来は飲食関係事業の経営をしたいという夢があったようで、経営学を学んでいたらしいです」
そして、ご主人の地元でもある日吉で開業されますが、当初藤田さんはあまり乗り気ではなかったという。「私は当時、外資系のOLでしたので、飲食は全くの素人でした。開業当時は女将業がいやでいやで、本当にいやで、何度も逃げ出そうと思っていました」
という藤田さんの心が変わっていったのは。「不思議と厨房とフロアのお客様との間をドタバタと行き来している時間が楽しくなって行って、しかも飲食業はマルチでないと務まらないということが分かってきたんですね。そうしたら面白くなってきてしまって!また食環境って、本当に大事なんだなあと、お客様のお食事する姿を見ながら思うようになりました」
今では、メニュー開発や食材探しも、とても楽しくやっていらっしゃるそうです。

【海んちょ】さんは、あぐー豚料理と横浜野菜が自慢のお店です。
よこはま地産地消サポート店にもなっていますが、「横浜・日吉の農園さんと、横浜・荏田の現役薬剤師で起業農家でもある農園主さんの作る横浜野菜をお料理に加えてお作りしています」

そんな日吉で愛される【海んちょ】さんは、コロナ禍においては、テイクアウトサービスを始め、又、医療従事者の方々へ支援物資としてお弁当を届けたりと、積極的な活動もされてきました。

そして、今年は新事業、【焼き菓子ブランドKozutsumiこづつみ】を立ち上げられました。
きっかけとなった理由には、新型コロナ拡大による緊急事態宣言下や時短営業期間が長期に渡り、その間に来られたお客様の”困った”や”SOS”の声だったそうです。
「当店は、女性同士や家族連れのお客様が多いのですが、夫や子どもたちはリモートなのに、自分だけアルバイトなどで出社している中、3食作らなければならず大変だと嘆いていらしゃいました。特に、朝ごはんや軽食、家飲みのおつまみが負担だと。そして、もう一つに、リモートワークになったワーキングパーソンが、スナックやスイーツを食する回数が増えた結果、カロリーオーバーになってしまったということなのです。しかし、頑張っている自分にご褒美スイーツは欠かせない、どうしたらいいか…」そういったお客様のお話から、飲食店として課題解決できたらと考えられた結果、”体に優しい罪悪感の無いギルティフリーなスイーツと、朝食や軽食、おつまみになる甘くないおかずに寄せたケーキを提供できたら”と、併業で菓子製造業を行うことを決めたそうです。

【海んちょ】店内を改装。菓子製造業許可を取得され、企画から1年半が経過した今年春に【Kozutsumiこづつみ】事業がスタート!!


特に意識をされたのは、飲食店が作る焼き菓子ということ。米粉で作る甘くないおかずパウンドと、米麹甘酒で作る甘酒発酵スイーツ(米粉のパウンドケーキ)の2種類があります。
《おかずパウンド》砂糖とバターは不使用。身体に優しい米油を使用。農家さんの顔が見える地元横浜の季節の野菜を中心に使い、食物繊維とミネラルたっぷりで血糖値の上昇を穏やかに低GI仕様を目指して、手作業で丁寧に焼き上げ。
艶出しのための仕上げの上掛けには、高カロリーになりがちなナパージュの代わりに、葛を使用。できるだけ自然素材を選んで使用しています。
《米麹甘酒発酵パウンドケーキ》米粉とアーモンドの粉をミックスして作るスイーツです。飲む点滴と言われる米麹を使用して、発酵バター、甜菜糖、蜜芋でほんのり優しい風味にしっとり仕上げました。地元農家さんから届く甘夏は、セミコンフィ仕立てに。罪悪感を感じない、幸せを感じるご褒美パウンドケーキです。

ご注文は、【Kozutsumiこづつみ】専用ホームページからどうぞ。
店頭お渡し希望の場合は、【海んちょ】のホームページからでもお申込みいただけます。又、LINE、お電話、ご来店での予約注文も可能です。(レジ横には個包装の販売もあるとのこと。【海んちょ】来店時にはチェックなさってみてください!!)

今回、番組を聴いて【Kozutsumiこづつみ】ブランドパウンドケーキをフルサイズまたは、ハーフサイズ2本以上お買い求めの方へ。特別キャンペーンをご用意いただきました!!
●Kozutsumi ホームページからご購入の場合、300円割引
●ご来店の上でご購入の場合には、特別価格並びにバラ売りのパウンドケーキをお一つプレゼント
期間は8月末まで。是非、体に優しいグルテンフリーのおかずパウンドと、身体にやさしい美味しさの米麹甘酒発酵パウンドケーキお試しください。
店舗は、横浜市営地下鉄グリーンライン、東急東横線、東急目黒線の日吉駅から、約1.8㎞の住宅街にあり、慶應義塾大学日吉キャンパス・矢上キャンパスの裏手辺りで、鶴見川と矢上川の合流点近くです。
営業日は、金・土・日曜日

最後に、これからの目標について伺うと。
「私自身が忙しく働く母でしたので、忙しく働く方を応援できる食ビジネスの展開が目標です。安全な食の提供と、コミュニケーションの場の提供である飲食店の経営は勿論のこと、【Kozutsumiこづつみ】ブランドにももっと力を入れていきたいと考えております」
「更に先の目標になりますが、飲食店のフードロスの課題を解決できるビジネスモデルの構想も考えていきたいです。例えば、大切な家族の一員である猫ちゃんワンちゃんのお菓子などを、飲食店の残り食材で製造販売するビジネスモデルですとか。現在、大学で経営情報を学んでいるのですが、ビジネスのネットワークなどをもっと深く学ぶため、大学院に進むことも視野に入れている所です。新事業の構築には、最低限度の知識と知恵と経験とネットワークが必要であると痛感しています」


◆なでしこの素◆
女将さんの必需品とは!!
いつでもお店の説明ができるようにと、必ず携帯されているお店のチラシ。
懐紙は、メモ書き・物を包む・手を拭くなど様々な用途が。季節を感じられるデザインも素敵ですね♡

top