ファンケル ヨコハマなでしこ - Fm yokohama 84.7

株式会社アテニア 代表取締役社長「斎藤智子さん」

今回は、株式会社アテニア代表取締役社長でいらっしゃる、斎藤智子さんにお越しいただきました。

「横浜発祥、ファンケルグループの第二ブランドであるアテニアは、ファンケル同様に”世の中の不を解消する”という創業理念のもと立ち上がったブランドです」

その歴史は30年に及び、創業当時、《良い化粧品は高くて続けられない》という女性の本音に耳を傾け、《一流のブランドの品質を1/3の価格で提供する》ことをブランド理念とし、女性の手で消費者運動的に立ち上げられた会社という経緯も。
そして現在は、一流を極めるためエイジングケアを専門として研究を重ね、多くのファンに愛されているブランドです。

<お客様の反応が原動力>
斎藤さんは、大学卒業後ファンケルへ入社、その約2年後にアテニアに移籍される。化粧品の企画開発にも長年携わっていらした。
「企画開発業務は13年ほど。外から見ると華やかなお仕事に見られがちですが、やってみて思ったのは、結構泥臭い仕事でした」
一つの商品を作るのに、短くても1年半、中には2年以上の時間を要するものもあるという化粧品開発。
「マーケティングを3~5ヶ月行った後、残りは全て開発に時間をかけるのですが、何をするかというと、例えば化粧品の中身(処方)に関して、どんな成分を入れ、どんなテクスチャー(使用感)にし、肌との安全性はどうか。また安定性といって、気温がすごく高くても、逆に低くても一定の状態でいられるかという試験を繰り返します。そして、処方の開発も何百種類と繰り返し作って、安全性が保証された後にお客様にモニターをしていただき、使用感の納得を多くの方に言っていただくまでは世の中に出せないので、見えない部分もあり大変ですが、時間をかけて安全性と効果の両立にこだわっています」
お客様の声を聴き、信念をもって作った商品がいざ世の中に出て行き、お客様より、「そうだったのよ!こういう商品が欲しかった!」と言ってもらえた時の喜びは相当なもの。そのために13年一生懸命やってこられたと斎藤さん。「その業務を離れても、お客様が喜んでくださる声を聴くことがこの上ない喜びで、会社に入って25年になりますが、今でも毎日が新鮮。お客様が色々な反応をしてくださることが原動力になっています」

<目の前にあることを楽しめるタイプ、そして人に恵まれました>
斎藤さんは33歳で管理職に、そして44歳の時に代表取締役社長に就任された。
「管理職や社長になりたいと思ったことは一切なく、運命に引き寄せられるような感覚です」与えられた仕事をずっと楽しく思い、目の前に降ってきた仕事を仲間と一緒に楽しみ、お客様の喜ぶ姿を原動力にしながらやり続けてきた結果だと仰る。
社長就任当時の心境については、良いも悪いもなく。「不安はもちろんありましたが、やるしかないのでやりました!という感じです。社員のみんなには、私なんかが社長でごめんねと思ったこともありますが、振り返っている暇もなかったですし、当時業績的にも苦しくて、“この会社をなんとかしなければいけない”という気持ちもあり、その環境であれば、私にももっと出来ることがあるのではないかと思えたのです」
背水の陣という気持ちもあったという斎藤さんですが、結果的に会社の業績を回復させ立て直しに成功する。
「今はサクセスストーリーのように語られていますが、当時は“無”の状態でしたね。ただ、私が社長に就任した際に側についてくれた取締役の面々が非常に熱心にやってくれまして、優秀な人たちと共に、本当に人に恵まれてここまで来ているなと感じます」

<会員20万人のアテニア ファンコミュニティ>
2015年、斎藤さんが営業戦略室の室長だった頃、「時代の転換期というか、企業が売る側で消費者が買う側という上下の関係から、企業と消費者のみなさんは同じ目線で、方向性を同じくして世の中を良くしていくという時代に来ているという感覚があり、消費者あるいはお客様が自ら発する声・本音こそが世の中に発信されるべきで、そうでないと消費者の方たちは共感してくださらないのではないかという危惧を抱いていたこと。もう一つには、アテニアは立ち上げ当初から“女性の本音を形にする”をスローガンとして掲げ、お客様と共に創り上げてきたブランドという特徴がありますので、ファンコミュニティというプラットフォームが最適だと開設に至りました」
そして現在、日本中の企業のコミュニティの中でも有数のマンモスコミュニティへと成長しているアテニア ファンコミュニティですが、利点としてこんなお話も。
「お客様の声を聴かせてもらうためにアンケートを取ったりしますが、実はアンケートではキレイな声(感想)や表面的な部分しか見えないということが多いのです。このファンコミュニティでは、社員はほぼ介入しておらず、お客様同士のやりとりの中からポロリと本音が交わされる場所になっているんですね。その本音の中にこそ、私たちが見えていないお客様のニーズや、感じていらっしゃる不便・不安・不満といった”不“が埋もれていて、まさに宝の山なのです」
なかなか表に出てこない声を探り当てて、そこに合わせてものを作り、価値を提供していくことに意味があるという。「このやり方で作った商品は必ず成功しているんです!社員のみんなには、お客様が思わず膝を打つような商品を作ろうと言っているのですが、『そうきたか!そういう商品が欲しかった!何で知っているの!』といった声がもらえたら大成功です」
共創という考え方。答えはお客様の声にある。向き合うというよりは、お客様と同じ方向を見ている。それがアテニアです。

<元気のない日本を女性の力で再活性したい!!>
「アテニアは、女性が女性のために、女性の本音に耳を傾けて立ち上げたブランド・企業です。今、女性活躍と言われながらも、まだまだジレンマの中にいる女性がすごく多いという風に感じています」
SDGsの一環として、女性のエンパワーメントに力を入れていく取り組みがはじめられたという。「肌や体のエイジングケアだけではなくて、心のエイジングケアにも取り組んでいきたいと。歳だから、女性だからと、これまで当たり前と思って諦めていたことを、『諦めないでいいんだ!』と思える女性を増やしたいです。家事や子育てもありますが、“やらなければいけないのはしょうがない”“疲れているのはしょうがない”“自分のことは棚に上げてもしょうがない”というような、無意識の中で我慢している女性も結構多いのではないかと思っていて、『そうじゃないよ!』何も諦めることはないと。何歳からでも美しくなれるし、何でもチャレンジできる。頑張れるということをサポートしていけるような情報発信ができないかと思っています」
そして最終的には、女性が日本を元気にするくらいに。
「もっともっと女性が活躍できるよう。私たちの会社を通して元気にすることで、延いては日本までも元気にできるような、そんな世の中に貢献していきたいという気持ちでおります」

アテニアについて、詳しくはサイトをご覧ください

◆なでしこの素◆
【Dress snow ドレススノー】は、最先端研究の結晶。薬用美白・エイジングケアラインとして昨春リリースされ、飛ぶ鳥を落とす勢いで人気のある商品です。
「美白とシワ改善をダブルで叶えてしまう。しかも高級な美容液ではなくて、化粧水や乳液といった基礎化粧品で叶えてしまうという商品で、『これこそがアテニアだ!』と、お客様に言っていただけている商品となっています」
美白とシワ改善。どちらか選ばなければいけないことに直面している大人女性へ向けて、その選ぶというストレスの“不”からも、解放したいという想いが込められています。

現在、小西真奈美さん出演の新CM放映中!!
「小西さんは、『何も選ばない、全部選ぶ』という生き方をされていて、毎年一つ新しい事をはじめたり、多種多様なことにチャレンジされている方で、アテニアを体現してくださる方だなと思っています。彼女のその新しいチャレンジの中にバレエをはじめられたということがあって、今回のCMでは小西さんがバレエのポーズで華麗に宙を舞う姿が見られます。ぜひ注目していただきたいです!」


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