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株式会社ブルーコンシャス代表取締役、メンタルトレーナー「森川祐子さん」

今回は、株式会社ブルーコンシャス代表取締役で、メンタルトレーナーの森川祐子さんにお話しを伺いました。

株式会社ブルーコンシャスは、企業や官公庁、自治体でメンタルヘルスに関するサポートを行っています。
「例えば、メンタルヘルスやハラスメント、コミュニケーションといった集合研修や、従業員の皆さまのカウンセリング、社内的な問題を経営者の皆さまと一緒に解決するという事をしております」

メンタルヘルスの不調の原因について、最近ではやはりコロナに関する事を不安に思われる方が多いようです。
「コロナが拡がった事によって、会社の働き方がリモートワークに移行されている場合が多いですから、働き方が大きく変わるという事が背景にあると考えられます」

メンタルヘルスと一口に言っても、会社によって課題は様々。森川さんは、現場におけるヒアリングをしっかりするという事を心掛けていらっしゃる。
又、現在不調を抱えている方のサポートはもちろん、予防の働きかけも重要だと言う。「日頃から、自分自身の変化や変調にいち早く気付くという事が大切になってきます。その部分も研修の中でお伝えしている事です」
具体的には、睡眠時間の長さや睡眠の質、食欲の有る無し、日中の仕事への取組みや集中力を振り返ってみる事も、自身の変化や変調の気付きに繋がるという事です。

かつて一般企業にお勤めだった際、社内での人間関係に悩んだ経験があるという森川さん。
「悩んでいた中で、心理学や心の事に関する本を色々読んでいた所、心理カウンセラーになれるという本を手にしまして、それが私の大きな一歩となりました」
当時、企業の中で相談できる部署や担当というのがまだまだ無い時代。森川さんがカウンセラーとして一番初めに就いた仕事が、企業の中のカウンセリング・カウンセラーだった事もあり、「こういう仕事もあるのか」と目指すきっかけとなったそうです。

実は森川さん、元JOCオリンピック強化指定トレーナーとして、トップアスリートのメンタルサポートにも携わっていらっしゃいます。
「選手の皆さんがここぞという重要な試合で成果が出せるように、メンタル面でのサポートをさせて頂いていました。皆さんなりの心の持っていき方はありますが、時にはスランプという時期を迎える事もありますし、上手くコントロールできないという期間もあったりしますので、そういった時も含めて、日頃の練習から現場に行き、普段のメンタルの状態も見させていただいた上でのサポートを行っておりました」
それぞれの選手によりますが、そのサポート方法については、呼吸法やイメージトレーニング、又、自分の事を理解する為の促しといった会話を持つ事を重要視されていたそうです。

『メンタルトレーニング』という言葉もある通り、一度やってすぐという事ではなく、繰り返し繰り返し、良い状態に持っていく”練習”をしていくイメージだという事。それは、トップアスリートも然り、私たちでもできる事です。

森川さんへのご相談やブルーコンシャスのメンタルヘルスケアについて、詳しくはホームページをご覧ください。一般の方向けの個人カウンセリングも行っていらっしゃいます。

最後に、これからの時期、春を迎えるにあたっては、卒業や進学、入社や転職、引越し等変化の時にも差し掛かりますが、こういった時期は知らず知らずにメンタルが疲れているという事もあるそうです。「ちょっと疲れたなと思ったら、例えば早めに就寝したり、美味しいものをバランス良く食べたり、生活習慣の基本を整えるという事だけでも、メンタルヘルスを整える事に繋がっていきます」
疲れ気味の時こそ、振り返って、自分を大切にしたいですね!!

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