ファンケル ヨコハマなでしこ - Fm yokohama 84.7

重機オペレーター「東香織さん」

今回は、重機オペレーターの東香織(ひがし・かおり)さんにお越しいただきました。

重機オペレーターとして、現在現場で乗っているのは20トンクラス(1杯で2トン位の土がすくえる大きさ)のショベルカー。重機といっても大小様々な機械があるそうですが、大型の重機がお好きだという東さん。
業界に興味を持ったのは7年程前ですが、「この職種を極めたい!」とスキルアップの為、今年5月からは現場オペレーターに入っていらっしゃる。

危険と常に隣り合わせ。
「少しの気のゆるみが事故を起こします。自分の体調管理を万全にしておく事は勿論ですが、精神状態も影響する。プライベートでは母親という事もあって日々色々な事を考えていますが、現場に入ったら気を取られないよう集中力というものが必要だと思っています」

重機との出会い。
「子どもを2人産んで下の子がまだ小さい時、清掃のパートをしていました。隣が工事現場で何気なくいつも眺めていたのですが、ある時20トンクラスの重機が入ってきた時、もう言い表せない程のドキドキ感で、かっこいい~~と虜になってしまったのです‼」
香織さんの気持ちはすぐに固まる。しかし、何という職種なのか調べようがない。そんな中、重機を操作していた運転手さんとコンビニで遭遇!「その仕事、どうしたらできますか!!」と声をかけ、資格について教えてもらうと、すぐに取得するべく準備をされたそうです。

資格は増えていき、それによって仕事の幅も広がっていく。
その一部を見せていただきました。


「現場の内容によっては、この資格がないとこの作業ができないという事が多いので、持っていない事で後悔したくないという思いで一通り取得してきました」
夢を決めた時点からの東さんの行動力と根性を垣間見る事ができました。

現在は、個人事業主として、いわゆる”一人親方”で活躍をされている東さん。これまで順調な歩みだったのかというと…
「女性という事で、厳しいなと思った面もありました」
としながらも、「建設業というのは男性社会なのですが、女性が入ってきた事で良くなってほしいと思っています」制度上や環境的にまだまだ難しい事もあるというお話ですが、強い気持ちを持ち続けていらっしゃいます。

私が虜になったように。
「現場は日々変わっていくんですよ。土が一日でこれだけ動いたとか、ここにもうこんな壁ができているとか。色々な業種が入って、一日で様変わりするその様子は職人でなければ見られない」確かに、建物が立つというのは凄い事ですよね。よくよく考えてみると、人の手で造られているという事に感動します。
「この世界をもっと発信して知っていただく事で、やりたい仕事だなと思ってもらえると思うのです」そういった目的でSNSも始められた。

今後願う事とは。
「この業界(職業)に憧れて欲しい。若い方にももっと発信して、建設業の世界って凄いなと思ってもらいたいです」

そんな東さんは、自らも”重機女子”として、建設業を盛り上げ、重機の楽しさを伝えていらっしゃる。
是非、東香織さんのインスタグラム、又YouTube【けんせつ小町チャンネル】にも登場されています‼

10月には、建設業で働く女子であり母であるお仲間と共に、【一般社団法人Vias(ヴァイアス)】を立ち上げた。
「それぞれが思っている事、変えていきたい事、男女関係なく、そして女子の私達から見た目線で変化をもたらす事ができたらいいな、と考えている事について活動していく団体です」

”夢を与える事の大切さ”が原動力となっている、東さんのご活動。
今後は子ども達へ向けたイベント企画などもやっていきたいと、その想いは尽きません。


◆なでしこの素◆
”重機女子”香織さんの必需品を見せて頂きましたよ。
手元の操作が重要な重機オペレーター。女子力高い、ピンク色のグローブ♡
そして、日焼け止めはとにかく欠かせないと2種携帯です‼

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