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絵描き兼デザイナー「橋村至星さん」

今回は、アーティスト/グラフィックデザイナー/イラストレーターとして活躍される橋村至星(はしむら・しせい)さんにお越しいただきました。

子どもの頃から絵を描く事が好きだったという橋村さん。
日本で美術大学に2年通った後、親御さんの仕事の関係でアメリカへ転居した事から、ニューヨークでThe School of Visual Arts(芸術学部)を卒業、New York University 大学院(芸術学部修士課程)を修了。
その後、アーティストのアシスタントやデザイナーとして働きながらアート活動をし、1990年代の合計9年間ニューヨークに滞在後、帰国されます。
千葉を拠点に、東京や神奈川でデザイナー・アート活動を続けていらっしゃいましたが、今年の3月に横浜へ転居。BankART Stationや黄金町でアーティストインレジデンスをしながらアート活動をなさっています。

現在、絵画作品をメインに制作・発表され、”都市部に生きる人々の日常的な風景の中に潜む、ちょっとした違和感を表現”しようと試みていらっしゃるという事。
使用メディアについては、キャンバスや紙にアクリル絵の具、クレパス、鉛筆。近年は、布を用いた裁縫の手法も使っていらっしゃる。
又、2011年から『ダンサーを迎えてのクロッキー会』を主催され、現在まで横浜や東京で約30回開催されています。

人物を描く事に興味があるという橋村さんが常に意識されているのは。
「自分の身近な人々や出来事、日々見過ごしてしまう様なありきたりな風景の中でのちょっとした違和感を絵画の中で表現できればと思っています」

オフの日も、美術館やギャラリー、舞台を観に行く事が多いという。又、フィギュアスケートが大好きで、新横浜スケートセンター等でよくアイスショーも観覧されているそうです。今後、フィギュアスケートを描かれる事があるかもしれませんね!

最後に、今後の展望を。
「横浜はアーティストを支援する仕組みや施設が数多くあるのが魅力だと思います。もっとアート活動に専念をするため、一念発起してこの横浜に引っ越してきましたので、黄金町でのアーティストインレジデンスを可能であればもう少し続けて、もっと積極的に横浜での活動や展示をしていきたいと思っています。又コロナ禍が収まったら、10年近く続けてきました『ダンサーを迎えてのクロッキー会』をリアルで再開したいと考えています」オンラインに切り替えた活動もおありだという事ですが、やはりリアルで描ける事が楽しいと語って下さいました。

●【都筑アートプロジェクト2021~Happy Together~土地の記憶と未来へのまなざし】(みどりアートパーク/Art space 赤い家/cafe Mon)11/19~28
●【十日市場まちかどアートフェスティバル】(アートによる緑区の魅力発信事業)10/30~11/21
●【Imagining Asian Nonhuman】(シンガポール国立大学とパリ大学の共同プロジェクトおよびオンライン展示)開催中~年内
詳しくは、橋村さんのFacebookページをご覧ください!

◆なでしこの素◆
布を用いた作品も手掛けていらっしゃるというお話がありました。
「数年前に亡くなった父が残した大量の衣服を使って、パッチワークの手法で。去年は、そのパッチワークを施した布で大きなマスクを作って作品として展示しました。布にクロッキー(スケッチ)を絵の具や布用のペンで描いて、それを鞄にしたりといったものを作っています」
こちらが、橋村さんがお作りになったパソコン用のバッグです。
(バッグが上手く写るようにと、色々な角度で持って下さり大変有難かったです!アーティストの一面をスタジオでも見せていただきました

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