ファンケル ヨコハマなでしこ - Fm yokohama 84.7

ダンサー、振付家「中屋敷南さん」

今回は、ダンサーで振付家の中屋敷南(なかやしき・みなみ)さんにお話しを伺いました。

身体表現をメインとした様々な作品をつくっていらっしゃる。舞台(ステージ)で上演する作品が多いが、今は映像作品に力も入れている。

中学1年生で、ダンス部に入部。当時は創作ダンスがメインだった。
高校まで6年間所属した後、大学、大学院で更に6年間ダンスを深める。
「部活動や学校教育で培った基礎が、現在の仕事や作品創作過程に影響しています」
大学では保健体育の先生になるための勉強も行い、現在ダンスを通して保健体育を行う授業を持っている。
大学院時代、”芸術文化としてのダンス”として、改めて自分のダンスを見直す時間だった。

今はコンテンポラリーダンス。
【コンテンポラリー】とは、同時代性と訳される。「”今まさに生み出てきているダンス”という感じでしょうか。例えば、クラシックバレエやストリートダンスというと、どんなダンスか想像できるかと思うのですが、コンテンポラリーダンスは何でもあり!一定のイメージを付けづらいジャンルだと思います」
「他にも、タヒチアンやフラ、ベリーダンスといった民族ダンスもありますが、どんなジャンルのダンサーさんでも、それを突き詰めていくとジャンル特有の動きを飛び越えていき、もはや一目見ただけでは、何のジャンルのダンスか分からなくなっていく。そういう所で出てきたダンスは名前を付ける事ができない、生まれたばかりのダンス。故に、ジャンル分けが難しいのですが、”今生まれたダンス”がコンテンポラリーダンスと言うのだと思います」

2か月滞在製作をしていた。
「集中製作ですね。新高島駅にあるBankART Station(バンカートステーション)に毎日通って、ダンスやそのアイディアを、体を動かしながら考えたり、動かさずに考えたりということを日々やっていました」
「期間は終了しましたが、オープンスタジオの様子を、今後アーカイブ映像を発表できたらと思っています」(確定次第、サイトでお知らせ致します)

横浜はダンスが盛ん。
3年に一度のダンスの祭典【Dance Dance Dance@YOKOHAMA2021】が今月28日から始まる。
日本最大級のダンスフェスティバルですが、中屋敷さんは関連したワークショップを開催される。
「体を動かしたいという方、どなたでも歓迎しています」
『MINAMI NAKAYASHIKI Work Shop ”触れない”は”触れる”を越えるのか?』(ノン・コンタクト・ワークのための研究会ワークショップ)
日時:9/28(火)、29(水) 会場:Dance Base Yokohama(馬車道)


「今後は、インスタレーション作品にチャレンジし、又、ギャラリーで個展を開きたいと考えています」

”自分の体は一つ。情報に取り囲まれている現代ですが、私が今思い感じている事を、今、自分の体を通して表現します”

中屋敷南さんオフィシャルサイト

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