ファンケル ヨコハマなでしこ - Fm yokohama 84.7

オペラ歌手「濱名さおりさん」

今回のファンケル ヨコハマなでしこは、オペラ歌手の濱名さおりさんにお越し頂きました。

濱名さんは、東洋英和女学院大学 人文学部社会科学科をご卒業。
ミュージカル『オズの魔法使い』で初舞台を踏まれます。テーマパークで、ダンサー兼シンガーを務めた後、イタリアへ留学し、オペラの発声を習得。
ジュリエッタ・シミオナート国際オペラコンクール第3位受賞。オペラ作品での数々の出演。日本のみならず、イタリア、フランス、フィンランドのコンサートなどで、カンパネラの響きのあるソプラノとして称賛される。
又、日本で最も歴史のあるオペラ団体、藤原歌劇団の正団員でもいらっしゃる。

(”カンパネラの響きのあるソプラノ”とは、ソプラノと言ってもオペラ歌手でレパートリー分けをすると5種類位の声の種類がある。同じ音程を出していても、凄く高く聴こえる声、もっとふくよかで豊潤な声があり、カンパネラとは鈴という意味で、ソプラノの中では娘役のレパートリーとなっている)

横浜の海の近くでお生まれになり、3歳でピアノ、4歳でバレエを習い始める。音楽家の道へまっすぐかと思いきや、実はそうでもなかったということ。「ピアノはどういった理由だったのか分からないのですが、バレエに関しては、月に1回位私が熱を出すということで、何か運動させようと習ったようです。通い出してから熱が出なくなったという。ですから、何かを育てようということよりは経験をという感じですね」

歌の道としては、バンドボーカル~ミュージカル女優~オペラ歌手。
現在のオペラ歌手へ向けての経緯とは。
「バレエをやりピアノもやっていましたので、経験からそういった事が好きだという事は認識していた中、小学校で出会った友人に連れられて、宝塚歌劇団を観たのです。その時に、ここに行ったら私の好きな事が全部できるのではないか!あそこに行きたいと思ったのですよね」
その為にはどうしたら良いのかという事を調べていくうち、「どうやら歌を勉強しておいた方がいいらしい」と音楽の学びを始めるようになっていったのだそう。

宝塚受験も経験された後、それまでお稽古事が多い人生から急に花の女子大生を満喫し出すと、「最初の1年位は楽しかったのですが、何だか物足りなさ、こんな人生でいいのかと思うようになりました。そこで、宝塚に入りたいと思っていたけれど、私は歌ったり踊ったりしたいのだと!気付いたという事です」

オペラ歌手との出会いとは。
「ミュージカルの劇団の募集でしたが、なんと宝塚のトップスターの方が主宰をされていたオーディションに受かったのです。それで初めて、商業演劇のミュージカルの世界にルートが出来て、そこで知り合った歌の先生、踊りの先生から情報を得る中、紹介いただいたボーカルの先生より、『君はオペラを歌った方がいいよ』と言われたのです」
そこから、オペラの勉強を始めた中、出会った日本の先生の歌声がとにかく素晴らしく、「初めてですよね。習ったら、どんどん自分の声が変わっていくという経験。自分の中でも革命が起きたという感じで、どんどんはまっていきました」

濱名さんの人生にはターニングポイントと言える出来事が幾つかありましたが、更なる分岐点は、「オペラを勧めてくれた先生が元々イタリアで勉強されていた方で、イタリアで付いていた先生を紹介して下さいまして、養成所を卒業した後にオペラをちゃんと歌える様になりたいという気持ちが湧いてきて、日本ではなくイタリアで学びたいと渡りましたら、もう本当に『私の望んでいた世界はここにあった!!!』という感じ。イタリアの先生の元で教えを乞う生徒たちの声がとにかくとにかく素晴らしくて、こういう歌がこの世の中に存在するんだという感動で毎日、練習場に居られる自分が嬉しくて仕方ないという感じでした」

オペラ歌手となって25年。
現在、後進の指導にも力を入れていらっしゃる。
『濱名さおり ミュージカル声楽教室』

濱名さんのYouTubeチャンネル(saori hamana)で、その美声もお聴きください!
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◆なでしこの素◆
火打石です!「お伊勢参りの際、猿田彦神社にて授与いただきました」
「芸事と密接ではないですか!持ち歩きまして、公演前や飛行機・ホテルなどで使っています」

オペラ『椿姫』の楽譜でございます!
ご自身での細かい書き込みがされております。
そして、厚みもご覧ください!!!


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