ファンケル ヨコハマなでしこ - Fm yokohama 84.7

音楽療法士、音楽スペース おとむすび 主宰「小柳玲子さん」

今回は、横浜市泉区にあるスペースで、”人と音楽を結びつける””人と人を音楽で結びつける”というコンセプトで活動されているグループ【おとむすび】を主催されている小柳玲子さんにお話を伺いました。

【おとむすび】では、地域の方向けの歌声サロンやウクレレグループといった定期的な活動から、普段なかなか触れないようなハープやスティールパンといった珍しい楽器を通したワークショップやミニコンサートを行い、様々な方が参加できるような企画もされている。

音楽療法士として、福祉施設や病院、療育期間などで20年余り音楽療法の実践を行っていらした小柳さん。「音楽療法という枠組みの中で、色々な方達が音楽と良い付き合いをされていらっしゃるのですが、退院や学校の卒業などにより、そこで音楽療法をやめてしまうと、その後のフォーローが地域でできているのかという疑問がありました」又、「コンサートやライブが好きで行きますが、そこに行かれる方というのは限られているのかなという印象がありました。金銭的な意味もあるかもしれませんし、場所に出掛ける、移動の意味での難しさがある方もいらっしゃるかもしれない。ただ、生の音楽には力がありますよね。身近にもっと経験できる場があってもいいのではないか」その様な想いから【おとむすび】が創られました。
その他、音楽活動家に目を向けた時、「一般的には、民間のスタジオや文化センターがありますが、高齢の方のグループの場合は高齢者施設やケアプラザ、障がいのある方のグループだと福祉施設という感じで、活動や発表の場のすみ分けがされているのではないかという気がしていて、折角同じ音楽をしているのであれば、同じ場を共有する事で、自然な接点や触れ合いから、お互いの理解が生まれるという場づくりができないかと、沸々と思っていた事が実現しました」

コロナの影響で”歌う”事が難しくなっている現状ですが、手話で歌ってみたり、歌を文字に書いてみたりとそれはそれで「写経のよう」だとはまる方もいらっしゃるそうです。
又、レクチャーコンサートと言って、例えば、音楽とお酒が大好きな方がお酒にまつわるクラシック曲を教えてくれるというコンサートもあり、【おとむすび】では音楽を幅広く捉えていらっしゃる。

空いている時間にスペースの貸し出しも行っていらっしゃるので、「こんな活動をやってみたい」「仲間でこんな事を立ち上げたい」という様なご相談にものってくださいます。
又、音楽療法についても、個人・グループで行っていらっしゃるという事です。

詳しくは【おとむすび】のホームページをご覧ください。
場所は、横浜市営地下鉄『中田駅』から歩いて1~2分となります。

今後のキカクもチェックなさってください!!


◆なでしこの素◆
おとむすびで行われる”歌声サロン”次回は3/11(木)
マスク着用&換気フル回転で行われています!!
歌う効果も意識しながら。
→「口を動かす効果は大きいのです。歌うと自然と口が動きますが、
嚥下機能(飲み込む力)と密接に関係しているのです。
コロナ禍でこもって人と喋らない生活では、嚥下機能が落ちてします。
そして、歌う事はゆっくりとした呼吸を行う事にもなり、副交感神経が働き、
気持ちが落ち着いたり血行がよくなったり・・・」
歌って、口を動かして、体も心も健やかに♪

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