ファンケル ヨコハマなでしこ - Fm yokohama 84.7

横浜18区ブランディングプロジェクト代表「遠藤望さん」

こんにちは!半田あいです。
今回のファンケル ヨコハマなでしこは、横浜18区をテーマに横浜のローカルの魅力を再発見する取り組みをされている遠藤望さんにお越しいただきました。

デザイナーでもある遠藤さん。代表を務める【横浜18区ブランディングプロジェクト】では、デザインやイラストを活用した横浜の魅力発信、更に、横浜18区をモチーフにしたオリジナルキャラクターを使って、地域の情報を発信していらっしゃいます。

生粋のハマっ子。きっかけは、「メジャーな観光地や港の横浜だけでない。山もあり田舎もあり、下町や工場地帯もあり、多様な地域の魅力を持っている都市。そのローカルな地域の魅力を発信したかった」
物心ついた頃から横浜への愛着は既にあったという事ですが、18区の魅力に興味を持ったのは、横浜市内で引っ越しを経験した事から。「生まれ育ったのは、西区の藤棚エリアで、大きな商店街があり下町の賑やかなまち。そこから引っ越した先が東戸塚の近くで、高級住宅街や駅前には商業施設が集積しており、また違う性格を持ったまちでした」
同じ横浜市内でも雰囲気の違うまちがあると知り、高校生の頃に”区役所巡り”や沢山のまち歩きを始めたという遠藤さん。「区役所では、区が発行している統計資料を集めて、それを基に地域の特徴を把握したり、区役所を訪れる来庁者を観察したりして、どんな住民の方が多いのかといった事等から区役所を楽しんでいました」それぞれのまちの個性と魅力に気付いたと仰います。
大学では交通地理学を専攻。卒業論文では、横浜市内における地域愛着の地域差を研究。その卒論が高く評価され、全国卒業論文発表大会で発表。又、地域活動やボランティア活動も始められます。
その後、横浜中華街や日本大通り等の地域まちづくり組織で働き、2019年からデザイナーとして活動。
そして、【横浜18区ブランディングプロジェクト】を立ち上げられると、イベント登壇の他、SDGsコラボイラストや横浜18区パズル等を手掛けられました。

「港町・横浜だけではない。370万人という日本で一番人口が多い自治体。沢山の人が住んでいるという事はそれだけ沢山のライフスタイルがあり、それぞれに合致した地域が存在しているのが魅力です。横浜に来れば、自分が理想とするライフスタイルが実現できるのではと思っています」

自ら肌で感じたワクワク感から、横浜18区をテーマとしたオリジナルキャラクターを自身でデザインし、長らく楽しんでいたそうですが、大人になり、それを眠らせておくのはもったいない!とキャラクターを発信する事で地域を知ってもらう取り組みを始められました。

Yocco(ヨッコ)18
”身近な地域の個性を知り、楽しむ人を増やす”をビジョンに掲げ、キャラクターが親しみやすく、横浜の身近な地域を楽しむ話題を提供されています。主にホームページとツイッターで発信しており、横浜18区のまち歩きで撮影したい写真や、地域のネタを交えたイラスト等を投稿し、横浜が好きなフォロワーから沢山の反応が届いているという事です。
又、Yocco18のキャラクターはどなたでも使用する事が可能となっている為、横浜市内のアーティストや企業、団体ともコラボされているという事です。最近では、地域のアーティストとコラボし、鶴見区のキャラクター”生見尾つばさ”のテーマソングが完成したそうです。
企画の立ち上げから、地域のネタ出し、キャラクター原案や設定、イラスト作成までを一貫して遠藤さんが手掛けられていらっしゃいますが、他のメンバーやサポーターの方と一緒に企画を練りながら、タスクを分担して進められているとの事。まずは関わる人を増やすことにより、地域に広げていく思いで活動されているという事です。
そして、地域を活性化させるという目標は勿論の事、自分達が地域を楽しむ事も重要と遠藤さん。「楽しいから長続きするのであり、楽しいから他の人も巻き込める。それが結果として地域を盛り上げる事に繋がるのだと思っています」

今後、Yocco18を通じて、更に多くの市民に、身近な地域を楽しむきっかけを提供したいという事。
その為に考えていらっしゃるのが、横浜のお土産づくりと動画発信。
「横浜のお土産を作るメーカー様とコラボさせていただき、Yocco18や横浜18区をテーマにしたお土産を作れたら。市民の方が18区のお土産をコレクションし、色々な地域に訪問してもらえたら嬉しいですし、市外の方にも横浜の多様性とローカルの地域を知ってもらえたらと思っています」
もう一つ描かれている事。「今はイラストを使った発信のみですが、今後は3Dモデルを作成し、声を当て動画として発信していきたいと思っています」キャラクターが実際に喋り、地域の魅力を発信するコンテンツを作りたいとの事。更にはスマートフォン向けまち歩きアプリなども着手できたらと構想は膨らんでいます。

【藤棚新聞】
西区の藤棚地区を中心に隔月発行しているフリーペーパー。2008年創刊。遠藤さんは4年前よりメンバーに。「西区の藤棚商店街の近くで育ったので、身近な商店街の魅力を発信したいという思いから、新聞作りに取り組んでいます」店舗や地区で活動している人の紹介、防災の取り組み等、新聞を通して地域の情報を知っていただく。更に、次の藤棚地区に住む方の共通の話題作りを行いたいという事。得意のデザインを活かして、藤棚新聞のマスコットキャラクター”ふじなちゃん”も誕生しました。
紙面版は、西区役所や商店街の各店舗に。その他、ホームページでアーカイブとして残っています。

◆なでしこの素◆
遠藤さんが最近熱中されているというのが、「写真」!!


これまでもまち歩きをしながらお気に入りの風景を写真に残してきたそうですが、1年前に本格的な一眼レフカメラを手に入れ、それ以降写真を撮るのが楽しくなったとの事。
お知り合いのカメラマンの方の講座等にも積極的に参加され、「よりクオリティの高い写真を撮れるよう精進しています。以前と比べ、まち歩きの楽しさがより増しました!」


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